SJ―偶然じゃなくて必然。２ [DongHae]

Aさんの診断結果

噂をすれば１￣


エントランスに駆け込んで、エレベーターを待つ･･早く来ないかな･･･。

生憎エレベーターは９階で止まってるみたい。

どうか、人が乗って来ませんように･･･

大きな縫いぐるみを抱えながら、眉間にシワを寄せる２８歳･･･(苦)

さっきから、守衛さんとチラチラ目が合うのがすごく気まずい。
とりあえず、怪しい人じゃないですよと引きつった笑顔でアピール･･･

思ったよりもすぐに、エレベーターが到着した。

できるだけドアから死角に立って、固まる。
お願い、マネキンだと思ってください･･･


??「あれ？Aオンニ？」


無理な祈りも虚しく気づかれてしまった･･･
こういう時に限って、顔見知りに会うのよね･･･知り合いじゃなければ良いわけじゃないんだけど。

「朝ぶりだね、アンバー･･･」

ｱﾝﾊﾞｰ「ですね。
･･･ていうか･･･どうしたんですかその縫いぐるみ？(笑)
ぬいぐるみが大きいから、Aオンニ、ちっちゃく見えますよ」

嬉しいのか、悲しいのか･･･。

すると、ドアの奥、立ちはだかるアンバーの腕の下からするっと女の子が出てきた。

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