Aさんの診断結果
No.2左耳はガーゼなどで巻かれたままだけど
心配を掛けたくなかった優は退院後学校に行った。
ガラガラ
友達「優!!!大丈夫だった????」
優「うん!大丈夫だったよ。」
友達「左耳どう???」
優「今は聞こえないけどしばらくしたら聞こえるようになるみたい」
それから優の心との戦いが始まった。
大好きな和田先生の授業それは
英語だった。元々英語が嫌いな優は
好きという気持ちで頑張っていた。
退院後初めての和田先生の授業…!❤︎
うきうきだった。
和田「今日は48ページから」
カタカタカタ
黒板に英文が書かれていく。
それに伴いクラスの賑やかメンツがうるさくなる。
あまり注意もせずに授業が進むにつれ
優は和田先生の声が全く聞こえず
うるさいメンツの雑音しか聞こえなくなっていた。
あまりの事に冷や汗が止まらず震えまで。
だめだ。そう思い
耳を塞いだ。
そのまま授業を終えた。
キーンコーンカーンコーン
起立 、礼
和田先生ありがとう〜
という授業終わりに声が聞こえた。
ふう。英語がこんなに疲れる授業だった?と思っていた。
和田「優、お前どっか悪いか?」
優「いや、大丈夫です。」
カタン
和田「ノート5行目で止まってるけど。耳も塞いで俺の授業不満?」
優「そういうわけじゃないです。もういいです。」
ノートを奪い取って教科書とノート筆箱を机の中に入れて去ろうとした。
和田「優、放課後教室に残れ。」
優「嫌です。」
和田「強制。じゃ。」
ガラガラ
自分勝手なやつ。
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作者名:名無し42699号 | 作成日時:2015年4月9日 21時