傷だらけの刀鍛冶の息子は本丸に帰る【刀剣乱舞】

Aさんの診断結果

12・・・・


「と、こんな感じだよ。覚えた？」

『うん、、』


光忠と一緒に昼食を作っていた。


肉じゃがだった。


じゃがいもを切ったときはちょっと血祭りになった。


光忠「自分の手を切ってても気づかないんだもん。びっくりしたよ。」

『それは、自分でもびっくり。』

光忠「そういえば、ひさしぶりの自分の時代はどうだったんだい？」


鍋に蓋をして、さて、と話を切り替える。


『あ、えっと、、、特に変わりは無かったですけど、、、ぁ、』

母さんと妹にあったんだ、、、

光忠「？」

『・・・母さんと妹に会って、話をしました。』

光忠「お母さんに、、、」

『でも、そんなに話はしてません。その前に政府の人がきたし、ここのことは言っていないので、』

光忠「・・・そこまで怯えなくても大丈夫。もう、ここはブラック本丸なんて所じゃない。」


『・・・そう、なんだ、、(微笑』

光忠「よし、主は部屋に戻るといいよ。」

『え、手伝わなくても、？』

光忠「ｸｽ 後ろ見てみ。」

『？』

振り返ろうと首を後ろに向けたところで、


「わっ！驚いたか！」

『びっくり、、した、、』

思い、背後から重心をかけているのは、

鶴丸だ。


鶴丸「母親に会っても帰る気にはならなかったんだな。」

『そりゃ、歓迎はされなかったし、』

鶴丸「燭台切は嘘をついたぞ。ここはまだブラックというやつだ。」

光忠「どこがだい？」

鶴丸「第一、俺がそうだ。それに、不信に思っている奴もいる。」


光忠「・・・」


それが、現状。


うん。

大丈夫。

『僕は光忠だけでも嬉しいから。大丈夫。そう思えるよ。』


鶴丸「・・・ったく、蝶にはかなわん。」

『え、』

鶴丸「さて、そろそろ出陣組が帰ってくる。声がしたぞ。出迎えよう！」

『え、うわちょっと！』


腕を引かれて走る。

光忠には笑顔で見送られた。




つかれる、なんて考えながら、

少し、楽しいって思ってたのに、、









嫌な予感しかしない。

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