【獣の奏者エリン】混血の異種はアクン・メ・チャイ

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Aさんの診断結果

一度見聞きすれば覚えるそれから、時間通りに食堂へ行った。

「あ、男のほうだよね。」
「リーラオ君、だっけ。」

こそこそと話をしている。

・・・あれ？

『エリンがいない。』

キョロキョロと見回したが、あの緑の髪が見つかることはなかった。

『そういえば、ユーヤンもいないな。』

すると、戸が空いた。

カリサ「あら、どうしたんだい？」
『え？あ、いや、、』

ﾊﾞｧﾝ

ユーヤン「遅れましたぁ！！」
『あ、エリン』

カリサ「あら、ユーヤン！あんた何年ここにいるんだい？！」
ユーヤン「ほんとすんまへん。」

エリン「えっと、遅れたのは私のせいなんです！ユーヤンは悪くないんです！ほんと、ごめんなさい！」

カリサ「・・・これからは、気をつけるんだよ？」

そして、食堂出て行くカリサ。
ユーヤン「時間にはうるさいけど、ええ人やねん。」
『ﾊｧ』
珍しく、ため息がでた。

「ようこそ、お姫様方、こちらへどうぞ。」

ユーヤン「いややわぁ！お姫様なんて」

「女の子はみーんなお姫様さ！」

ユーヤン「ちょっと、また帯が縦結びやで。」
「個性があっていいだろ。」

席に座ると、挨拶が始まった。
ちなみに、僕は、そのお姫様とかなんとか言ってたやつの前。

ユーヤン「エリン、リーラオ、こっちがカシュガンや。」
カシュガン「よろしく。」

ユーヤン「そんで、リーラオのとなりから、ウーリィとウラリ。あっちにおるんが、
ティーナ、タマリン、チャマン、パンシェに、ハヌカや！」

エリン「エリンといいます。よろしくお願いします。」
『リーラオです。』
エリン「えっと、カシュガンに、ウーリィにウラリに、、、うぅ」
ユーヤン「まぁ、いっぺんには覚えきれへんやろ。」
『カシュガン、ウーリィ、ウラリ、ティーナ、タマリン、チャマン、パンシェ、ハヌカ。だよね。』

ユーヤン「こりゃたまげた。」
『見聞きしたものはすぐ覚える。』

ユーヤン「そりゃすごいなぁ」
カシュガン「1種の特技だな。」
『？特技？』
カシュガン「おう！」

ユーヤン「さ！食べよう！」

そうして食事を始めた。