【コナン】私はヤクブツ依存症【安室透】

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Aさん、みてくれてありがとうございます。

嘘とは時に己を縛るそれから数日。

私は苦に耐えつづけた。

それは、あの館ヶ良の研究。

呼び出され、理科室にいけば薬を飲まされ、喉が焼けそうになったり、吐き気を覚えたり。
またあるときは密室空間でガス漬けにされたり。

今日も呼び出されたのだ。

でも私は逃げない。
約束を、あのことを知るまでは。

ｶﾞﾗﾗｯ

夕「先生、きましたよ。」

「おぉ、ありがとう。それではさっそくこれを飲んでくれ。」

夕「？これは、どんな効果が？」

「これは、体に薬品反応を出させないように改良したものだ。」

私は効果を聞いている。

夕「副作用は、、」

「心配いらないよ。」

その笑顔が、嘘くさいんだ。

それでも私は薬を飲んだ。

飲んで数秒で、めまいがした。

痛みはなかった。苦しくもない。

なんだか、楽だった。

そのまま意識を手放した。

　
気がついた時には理科準備室の床で。

「おぉ、気がついたか。どうだったかな？」

夕「どうって、なんだか楽になりました。目の前が眩んで、体に力が入らなくなって、」

「成功だ!ありがとう。君のおかげで完成したよ！」

夕「それはよかったです。」

「あぁ。これで君も開放させるね。」

夕「！それじゃあ、約束は！あのことは教えてくれるんですか！？」

「そぉだね。教えてあげようか。でも今日は帰りなさい。今夜、君の家へ行く。その時に。ね？」

夕「・・・わ、かりました。さようなら。」

「さようなら。」

おぼつかない足で理科室から出て、教室へ行く。
そこへは、蘭さんたちがいた。

蘭「あ、夕ちゃん！大丈夫！？また呼び出されたんだって？」

夕「え、大丈夫ですよ？」

世良「本当か？なんだか焦点が合ってないようだけど。」

夕「これは、多分さっき頭をぶつけたからかと、」

世良「え、大丈夫か？」

夕「問題はありません。」

世良「心配だなー。」

蘭「そうだよ。なにかあったら言ってね。」

夕「はい。ありがとうございます。」

蘭「よし！今日一緒に帰ろ！ポアロも寄ろうよ。」

夕「いいですよ。」

世良「僕はパス。ちょっと用事が。」

蘭「そっか。」

世良「また今度なー！」

そう言って、彼女はきょうしつは出た。

蘭「うん。じゃ行こう。」
夕「はい。」

私は彼女とポアロへ向かった。