Aさんか、よろしくね。
鴉と烏13菅原視点
朝、目が覚めたとき、ふと感じた違和感。
嫌な予感がして、也烏の家に行った。
インターホンを押しても反応はない。
一人暮らしの女の子の家を訪ねるのは緊張するけど、それどころじゃなかったんだ。
何回か鳴らしても出ないから、しょうがなく学校へ向かった。
けど、
教室にもいない。
保健室にもいない。
屋上にもいない。
体育館にもいない。
どこにもいなかった。
そこで俺は、学校にはいないと悟った。
ふとカバンに入ってた也烏の面。
とりあえず、部活後には、也烏の家に行った。
インターホンは、無駄。
仕方なく、家にお邪魔した。
也烏が一人で帰ってきたとき、合鍵をもらっていたから、すぐに入れる。
階段を登って、也烏の部屋の前にたった。
そのときに、足にヌルッとしたものが染み付いた。
見てみれば、赤いもので、悪寒がした。
恐る々ドアノブに手をかけたとき聞こえた呼吸音。
_死んでない。_
そんな安心感が横切った。でも、
扉の先はそんなもんじゃなかった。
床に染み付いた赤いもの
布団に仰向けに寝る也烏。
腹部を中心に広がっている赤黒い、血液。
菅原「・・・也烏、、」
「ヒュー ヒュー、、ハッ、、ぁ、、」
不規則で、今にも消えそうな息。
菅原「なんで、こんな、、」
「こぅ、し、?」
菅原「なんでこんなことになってんの!?也烏、この傷、!」
「いゃ、、ゅ、だん、、したぁ、ょ、」
菅原「なんで教えてくれないの、、!」
「ごめ、、ん、、ぁたまが、は、、きり、、しぁくて、、」
「っ、、ぅ、、、」
俺は、ただ泣いた。
自分を頼ってくれない不幸感と、死んでなかったことの安心感、
傷をつけたやつへの憎悪感、たくさんの感情がごちゃまぜで。
その日は、ずっと也烏の看病をしていた。
包帯を買ってきたり、痛み止めとか、処置の方法を調べたりしたけど、詳しい答えは出て来なかった。
也烏になにかしてあげたい。でも、なにをしたらいいかわからない。
そんな自分に腹が立って、嫌になって、やめたくもなった。
でも也烏を見てたらそんなこと言えない。
それに、
きっと、
そんな中でも也烏は、立ち向かっていくんだろうな。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
地下猫 - 面白かったです!俺、HQもリボーンも大好きなので読んでて楽しかったです!!でもなんで小説で書かなかったんですか?? (2015年7月9日 3時) (レス) id: 9300b6a9c2 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 狂ちゃんさん» ノヤっさんを出そうか出すまいか悩みまする(´ヘ`;)あ、他に考えてる奴はノヤっさんと幼馴染だった気がする。 (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 琳鶯さん» ヒャッハーー!! ありがとうございます!m(_)m続き頑張るです! (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
琳鶯 - ヒャッハー!最っ高に面白い! 続き期待します。 (2014年11月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 2912a2f0fd (このIDを非表示/違反報告)
狂ちゃん - ノヤっさんの話が見てみたいです(´・ω・`) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 038efd62db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作者名:泡沫斬夜 | 作成日時:2014年11月11日 0時