Aさんか、よろしくね。
鴉と烏12秋山視点
あれから数日。
毎日は、危機的状況は無く。
実に平凡な日々が流れていた。
僕は、心が軽くなったぶん、ヴァリアーとして何個か仕事をこなした。
もちろん殺しでない。
ただの物の返還。
盗られた物や者を取り戻す、というだけだ。
そして今日も、その仕事なのだ。
今回は、日本に持ち込まれた特殊なワインを取り返すという物なのだが、
そのワインが危ないものらしく、取り返し次第すぐに九代目のもとへ持っていかなくてはいけない。
なんとも面倒なのだが。
午前0時
仕事服に着替えて家を出る。
家と家を飛び移って数時間、
小さな小屋に到着。
ﾋﾟｯ「到着。」
ﾋﾟｯ『ｻﾞｻﾞｯ 電波悪っ、まいいや。えっと、小屋の2階という情報だけだ。とりあえず、頼むな。』
「・・・人数は？」
『あ！えと、10人から30。大丈夫か？』
「・・・無問題。」
『あ、あと！((ﾌﾞﾂｯ
「興味ゼロ。」ｼｭｯ
小屋の屋根に上がって、窓から中を伺うと、
大量のワイン瓶。
「(この中から探すのは無理だろ。木を隠すなら林か。たしか名前は、)」
端末から情報を見直す。
【1987年製 Gattinara(ｶﾞｯﾃｨﾅｰﾗ) ﾋﾟエモンテ州 DOCGの一種 黄緑色のラベル有り 】
「・・・黄緑のラベルってことは、、白ワインか。 DOCGって最上位に上がるやつじゃん。すげぇ。1987ってことは、今が飲み時かな。いや、保存状態かな、」
なんて悶々と考えていると、
ﾊﾟﾘｰｰﾝｯ
ガラスの割れる音。
再度窓から中を見る。
すると、数人の男たちが口論を始めていた。
一人の男が顔を真っ赤にしながら持っている瓶には、黄緑のラベルと、Gattinaraの文字。
「間違いない。」
窓を割って侵入。
男たちは混乱するも、僕は容赦なく切る。
切断までは行ってないし、第一殺す気はない。
男たちはもがき倒れこむ。
その間にワインを略奪。
任務完了。
「帰ろう。」
倒れる男たちを背に、帰ろうとした途端。
男が叫んだ。
振り向いて見れば、腹部に感じる圧迫感。
男の能力だろうか。
電話越しに、あいつはこれを伝えたかったのかな。
冷たい。
これは氷だ。
その氷は鋭く、僕の腹部を余裕で貫通した。
吐血する。
曖昧な意識の中、倒れる男と一緒に氷は消える。
僕は、フラフラと、家へ帰るハメになった。
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地下猫 - 面白かったです！俺、HQもリボーンも大好きなので読んでて楽しかったです！！でもなんで小説で書かなかったんですか？？ (2015年7月9日 3時) (
レス) id: 9300b6a9c2 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 狂ちゃんさん» ノヤっさんを出そうか出すまいか悩みまする(´ﾍ｀；)あ、他に考えてる奴はノヤっさんと幼馴染だった気がする。 (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 琳鶯さん» ﾋｬｯﾊｰｰ!! ありがとうございます！m(_)m続き頑張るです！ (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
琳鶯 - ヒャッハー！最っ高に面白い! 続き期待します。 (2014年11月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 2912a2f0fd (このIDを非表示/違反報告)
狂ちゃん - ノヤっさんの話が見てみたいです(´・ω・`) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 038efd62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡沫斬夜 | 作成日時：2014年11月11日 0時
