【リボーン】×【ハイキュー!!】飛べない烏は空を眺め続ける。

Aさんか、よろしくね。

鴉と烏11菅原視点

涙を流す也烏が、微笑んだ。

それは、まるで、

もう大丈夫だよ、って言ってるみたいで、

それは、孤独感と、安心感を抉った。

也烏「もう。大丈夫。孝支は、僕が守る。だから、安心して。」

じゃあ、也烏を守るのは誰？

也烏は、誰が支えてあげるんだよ。

也烏の心は、殺すことで削られていくっていうのに、、！


背中を見せて、立ち去ろうとする也烏の腕を掴む。

也烏「？孝支？」

菅原「也烏、殺しは、しないで。それで也烏が苦しむなら、、もうやめて、、」

也烏「！うん。殺しはしないよ。絶対！ほら、指切り」

小指と小指を絡ませて、笑う也烏は無邪気で、普通の、どこにでもいる女子高生になっていた気がした。

也烏(もう、殺しはしないって決めたんだ。)

也烏は、屋上から出て行ってしまった。

けれど、その背中は孤独ではなくて、ちゃんと、はっきり向かう先があった。


絡めた小指を見つめて、最初、突き放された時の傷があった。

もう、也烏は忘れてしまったかもしれないけれど、いまでも残っている傷。


この傷は、









どんな赤い糸を紡いでくれるだろうか、、

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