★
夏祭りへ…じめじめしてた季節が終わり、遂に、夏がやってきた。
昼休み、黒板に落書きをしていると、有希が何かのチラシを持って、話しかけてきた。
「ねぇねぇ、今週の土曜日、夏祭りあるって!」
チラシをよく見てみる。
それは、今週の土曜日にある、海の近くでやる、県内で一番大きな夏祭りだった。
屋台と人の多さで有名な祭りで、祭りの終わりに、砂浜で大きな花火が上がる。
展望台にある赤いベンチに座って2人で花火を見ると、一生結ばれる…
なんていうジンクスもある。
そのベンチ目当てに来る人も多く、花火の時間になると、展望台には長蛇の列ができる。
「あ〜、去年行ったけど、人多かったよ… 疲れた」
「屋台はあった?」
「うん。ま〜、美味しいかな」
「例えば?」
有希は目をキラキラさせながら聞いてきた。
そうだ、有希は屋台が好きだった。
正確に言えば、食べることが好きなんだけど。
「イカ焼きとか、お好み焼きは美味しいよ。あと、リンゴ飴もかな」
「本当!? リンゴ飴大好きなんだよ〜。 ねっ、一緒に行こう!!」
「え〜? うち、人混み苦手なんだけど…」
「いいじゃん、いいじゃん!!」
どうしようか悩んでいると、ガラッ、とドアを勢いよく開けて、綾音先生が教室に入ってきた。
教卓に荷物を置き、有希の持っているチラシを取り上げた。
「せ、先生〜 没収しないで!!」
有希が懇願すると、先生はにっこり笑った。
「ここの祭りって、有名でしょ?」
「はい、とっても」と私が答える。
叱られると思って身構えていた有希は、キョトンとしていた。
「へぇ〜、今週の土曜日か… 2人で行くの?」
「はい。」
有希が即答。
私はまだ行くっていってないのに…。
「あの、先生、一緒に行きません?」
その瞬間、先生の目が輝く。
「じゃあ、行こうかな〜」
そう先生が言うと、有希は喜んだ。
ラッキーカラー
えんたんいろ
この作品をお気に入り追加
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっくす(プロフ) - ありがとうございます∩＾ω＾∩ ジュンちゃん編最近作ったんですよ〜 (2010年2月21日 21時) (
レス) id: 3d8f063759 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - Thanks to�Δ魏�めて読み…ジュンちゃん編があることが発覚!!�瑤發辰帆瓩�見つけたかった〜T Tジュンスとのお話.......まだ半分目までしか読んでいませんが、さすがまっくすさん!!最高です^^ (2010年2月21日 16時) (レス) id: 4f24b951f2 (このIDを非表示/違反報告)
まっくす(プロフ) - ありがとうございます＾＾ サッカー楽しいですよね´艸 (2010年2月12日 17時) (レス) id: 3d8f063759 (このIDを非表示/違反報告)
kuro - 私もサッカー好きなので嬉しいです (2010年2月11日 11時) (レス) id: 245204b105 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作者名：まっくす
