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なんて言って、私の鼻の頭に、自分の鼻先をくっつけるから。


近すぎる距離に、あり得ないくらい心臓が高鳴って。





「ちょっと!!近いッ!」




やっと、自分から逃げ出せたすことができた。





「あははッ、いつものAや。」って言って笑った後、「そうしてもらわんと、ホンマ抑えきれへん」と呟いて、サムがため息をついた。






「…じゃあ、名残惜しいけど。そろそろ、帰ろうかな。」




「ん、わかった。

 …Aの最寄り駅までついてっていい?」




「駅までならもう、家までくればいいのに。笑」



「んー、それはなんかキモいやん。笑」


「そこは気にするんだ。笑」



「… 嫌われたくないもん。」




少し寂しそうに呟いたサムに私は笑みを零して、「ありがとう。」と答えた。






.







「じゃー、気をつけてな!家着いたら連絡してな!」


「わかった、笑 ばいばい!」






本当に駅まで来たサムにお腹を抱えつつ、手を振って別れる。





… 楽しかったのに、そんな想いは家にこれから帰るんだって思うだけで。


暗い気持ちになってしまう。






改札を出て、前を見ると目を疑った。








「え、優太…?」






不貞腐れた顔で私の前にズシズシと近づいて、いきなり手を掴まれると。


そのまま歩き出した。






「えっ、何!?はあ!?」


「アイツ誰だよ、」



「え、アイツって??」


「今Aが手振ってた奴!!」





はあ?何で怒ってんの?っていうか何でここまで来てるの?





「大学の友達だよ…!!」


「昨日電話してた奴?」



「そ、それとは違うけどッていうか!何でここにいるわけ?

 鍵なら言った場所に隠しておいたじゃん…!」



「Aは一人にしたら危ないから!!

 連絡先も聞いてなかったし、ずっと待ってたんだよッ!」





「…ッ、バカじゃないの?」





「それに、Aにも愛想尽かされて…

 もう帰って来なかったらどうしようって、家じゃ落ち着かなくて…ッ」







私の手を握る力が、ぎゅっと強くなる。








「私の家なんだから、帰って来ないわけないじゃん。」


「友達の家とかに逃げるかもしんねえじゃん。」





「…ッ」






私が好きだった優太だ。


ねえ、どうして。もう、あなたの事は好きになりたくない。




あなたと私は、きっと惹かれ合ってはいけない。



分かっているのに、世界は残酷だ。







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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時

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