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「…ッ」



「ごめん、でも。…分かって欲しい。」






何、言ってんだ私。


こんなこと言ったって、サムが納得するわけないし。

むしろ…




「そっかー… 分かった。


 正直に言ってくれてありがとう。笑」





むしろ悲しませるって思ったのに…


…ッ、なにが。何がありがとうなの。




「ッいいんだよ…!ふざけんじゃねーよって怒ったって…ッ」




「あははっ なんでやねん。言えないことくらいあって当たり前やん。

 Aちゃんがそれを抱えて強がってるくらいなら聞いてあげたいって思うけど。


 …俺の事を思っての行動なら、嬉しいやん?笑」




「…いい奴すぎて、嘘だって信じたい。」






どうして、そんな風に思えるんだろうって。


安心した一方で、これで騙してしまったんだっていう罪悪感もあって。




たしかにサムの事も思って隠していたいって想いもあるけど…ッ


私は、自分を守ってるだけでもあるから。





もう、脳内がドタバタ騒ぎでどうしようもない。



恋心はサムとサラで揺れ動いて。



サルと優太はお互いにケンカし合っていて。



私は自分を守りたいという思いと、サムを悲しませちゃいけないっていう思いに引き裂かれそうだ。







「… 俺かて、そんないい奴なんかじゃないんよ。」って小さく呟いたサムの声に反応を示さなかったのは、自分とサムの間で生じた何かしらの“ズレ”を気づかないでおきたかったから。







何とも言い難い気持ちを胸に抱いたまま。


プリンの欠片をスプーンで搔き集めて、最後の一口を食べた。







「美味しかったね!」


「そうやんなー、」







外に出た頃は、もう夕日はとっくに沈んでいて。


肌寒い風が私の頬を震わせた。





「日落ちるの早なったなあー」



「そうだねー…、あーまた悲しくなってくる。笑」


「…何、誘ってるん?」



「は!?何によ!?!」




「んー、夕食に?笑」


「あー…、」







頭にはサル優太の顔が浮かぶけど。


私の脳が何かしらの答えを出す前に、サムが口を開いた。





「一緒に鍋しよーやあ、笑」とサムが無邪気に私の手握ってを大きく振る。









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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時

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