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172%【R】 ページ42

░▒▓█ Ren side







もっと自分の事を大人やと思ってた。


けど、そんなのそう思いたいっていう理想やった。




分かってるのに。Aが言い訳したくてしてるわけないことくらい。


分かってるのに、納得ができなかった。



どうして、自分を苦しめた張本人を家に泊まらせてしまうのか。


その分け隔て無い優しさが、嫌になった。憎いと思った。




その優しさを受け入れられない自分にも、嫌になった。



どうして俺には言ってくれなかったん?


どうしてショウには伝えたん?



バレたからって、バレなかったら俺にずっと言わないつもりやったん?


…なんでだよ。





家までの長い道のりは、そんなことばっかり考えて。


ため息しか出ない。



…Aは、何か言いたい顔をしてたのに。





何かを言いかけてたのに。遮ってしまった。


今思えば、最悪だって分かるのに。



その瞬間は自分の事ばっかりで。


好きな子になんてことしてしまったんだって。


一気に自信が無くなった。





元々堕ちないって言われてるし、俺には相談しれくれへんし。


あー、あかん。ネガティブにはなりたくないのに。




俺が悪いって反省してるくらいなら、今すぐにでも電話して聞けばええのに。



怖いって思ってしまった。




ただでさえAは今、優太と四六時中いる状態なのに、今電話を掛けてショウと一緒に居るなんて言われたら。



…さすがの俺だって、意気消沈するわ。





.






朝になっても、何だか心は空っぽで。



秋の朝が、あまりにも残酷で。


乾いた景色が、より一層感傷的な気分にさせる。





でも思い詰めていたところで、何も変わらないから。


レモンミルクを買って届けようとAがいる教室に足を運んで扉を開けた。





「…ッ、」




だけど現実は俺に厳しい。




Aの隣には、ショウがいて。2人とも笑っている。


そんなのどうってことない場面だし、今まではどうでもよかった。



…でも、昨日の今日となると話が全然違うんや。





あんなの、ショウが好きやんって思えてしまう。


そしてAの手には、既にレモンミルクが握られていた。




頭を何かで殴られたような感覚に陥る。





前なら、放課後渡せばええやんって思ってた。




でも今は、無理や。









░▒▓█

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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時

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