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家に帰って、ソファにダイブすると。


私がいないかのように優太が私の上に座る。





「… 」



「あれ、何にも言ってこない。笑」





自分の部屋に籠らないのは、誰かの傍にいないと。


サムに電話をかけ続けてしまいそうだから。





「… Aってわかりやすいよなー。」


「うるさい…」





だけど、その後を聞いてこないのは。


優太が前から持っている優しさ。






「家、決めたよ。」


「…え、ほんと?」

「うん、この辺にした。」


「え、なんで。」



「んー、なんでだろ。安心するから?」


「なんだそれ。」


「Aが住んでる街ってだけで、俺頑張れる。笑」


「…キモ。」




「あははっ それまってた!笑


 …ッだから、すれ違ったら挨拶しろよ?」




「どうせ優太からしてくるんでしょ。笑」




「まーね!笑


 …だから明日出てくわ!」





「えっ」と間抜けな声を出してしまったのは、あまりにも優太があっさりとしているから。




「恋患いのAちゃんの傍にはいられねえよ。笑」


「…は!?」





驚いてソファから飛び起きると、優太が「うおわ!」と弾んだ。





「だってそうだろ?笑」


「…はあー、」





ほんと、サムもサラもサルも。


なんでどいつもこいつも勘が良いわけ。





私、秘密にできること、何一つない。






「好きな奴のこと考えてるA見てると嫉妬するから、さっさと出てく。笑」


「… なんで優太が嫉妬すんの。笑」



「んー、やっぱAのこと好きだなって思うから?」






斜め上をひょいっと見て、サラっとそういうこと言う。





「もー、ほんと冗談よしてよ。」



「冗談じゃねえよ!失礼だな!!


 …Aに再会して本気で思ってんだぞ?」



「…は?」




「ッでも、俺たちはもう惹かれ合っちゃいけねえのは分かってっから!


 俺、Aよりももっといい女見つけて絶対ェ幸せになる!へへっ!」






グッと長い親指を立てて、私に眩しい笑顔を向ける。





「ッ私も、優太以上に好きな人見つけたから…!


 絶対に幸せになる…!」






言葉にすれば、魔法のように。


私の心の殻をこじ開けていくように。




そうだ、私は永瀬廉が好きなんだって。



本当の意味で理解する。







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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時

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