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色々あったけれど、お互いに無事レポートをまとめ終わって。
2人でキッチンの前に立つ。
「よしっ じゃー俺特製!残り物で作る絶品パスタ!」
「え!それめっちゃタメになります!笑」
「だろー、麺と適当な具材とケチャップあればいつでも作れるから。笑」
そう笑いながら、サラは冷蔵庫からいくつか野菜と肉を取り出した。
「カリフラワーとセロリ、玉ねぎと… あと人参だな!
そして冷凍してあったひき肉!」
「残り物がまずオシャレだし、これ作るために買い置きしてたみたいじゃん…笑」
もうここからレベルが違う。笑
「カリフラワーは後で茹でて添える。
セロリと玉ねぎと人参はみじん切りにしてパスタに良く絡むようにする。」
「ほうほう… 」
頷きながら、綺麗に細切れになっていく野菜たちを見守る。
「いや、お前もやれよ。笑」
はいっと玉ねぎを手の上に乗せられる。
「えっ!?私玉ねぎが一番切るの嫌いなんだけど!」
「俺も。だからよろしく。笑」
「なんでそうなる!?」
渋々玉ねぎをみじん切りにするけど、当然目から涙が染み出てくる。
「あはははっ また泣いてるやん!」
「ひどい!!分かっててやらせたじゃんー!」
「はいはい、よくできまちたね。笑」
「うっざ!!」
私を尻目に見ながら笑って、熱したフライパンにこれまたお高そうなオリーブオイルを流し込んだあと、ひき肉を投入した。
じゅうじゅうと勢いの良い音と、肉を焼くあの独特な匂いが立つ。
「今日はニンニクなかったから、出来合いのガーリックペーストとー…
塩と胡椒でまず味付けをしまーす。」
手慣れたように、ささっと調味料を棚から取り出してひき肉に振りかけていく。
ニンニクが一気に香って、食欲をそそる。
「おい、カリフラワー茹でて。笑」
感心して見つめていた私を肘で突いてくる。
「あっ!ハイ、先生!笑
…ゆ、茹でるって水からでいいんでしたっけ!?」
「マジでいってる?…沸騰した水に1分。笑」
「あはは!!」
「笑って誤魔化すな。笑」
…あ、塩入れた?」
「え!?入れ忘れた!」って焦る私を見て、また笑う。
料理できる人といると、私がどれだけ下手くそか浮き彫りなって恥ずかしい。
これから頑張ろ…笑
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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (2018年12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (2018年12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (2018年11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (2018年11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時