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" 開けていいよ！ "
2階から大声で私を呼ぶから寝室へ足を運び
ドア越しでそう声をかけられて入る
「わっ、何これ、、」
『A、改めて誕生日おめでとう！』
キングサイズのベッドには沢山の花びら散らばっていて
そこには写真立てや紙袋が沢山あった
『A泣いてる？』
「、、へへ(笑)歳とると涙もろくなるね」
指で涙を拭おうとすると優しく彼が大きな手で拭ってくれた
『Aは俺の中でずっと16歳のままだよ
あの頃と変わらない、ずっと昔のまま』
「何それ、(笑)」
『ずっと可愛いし、けど大人っぽくて口悪くて
俺のことだーいすきなA！』
「最後の余計です」
まあまあと宥められ、プレゼントを渡される
「これ私が欲しいって言ってたやつ」
『あの頃はまだ買えなかったから
悠人にとって置いてもらったの』
「付けて？」
『喜んで』
彼がくれた指輪は、婚約指輪を見に行った時に
本当は一目惚れしていたもの
それを彼は忘れていなかった
『ピッタリだ、よく似合ってる』
「有難う、これでまたお揃い増えたね」
『これからも沢山お揃い増やしてこうな』
「そうだね」
そしてそっと唇を重ねて大きな体で私を包み込む
「落ち着く、美勇人」
『俺もA落ち着く〜』
「美勇人、有難う本当に」
『いいえ、こちらこそ』
「生涯一生、ずっとそばにいさせて下さいね〜」
『それはこっちの台詞！』
「別にどっちが言っても変わらないでしょ」
『それは普通男が言うの！』
「はいはい、分かりましたよ(笑)」
こういう時もムードぶち壊しになる私達
けどそれが私達のあり方であって
変えようとは思わない
『A、大好きだよ』
「私は愛してる」
何年たっても私は彼のことが大好きで
離れなれなくて彼に依存している
きっと何年、何十年、何百年経っても
変わることは一生ない
「美勇人、苦しい」
『たまにはいいじゃん！』
「いいとか悪いとかそんなのないから」
『ほんっとにAはケチだよね〜』
「どの口が言うよ、ビビり」
『もうその話しないで！』
鈴「ねえ、2人とも煩い！鈴音寝れないんだけど」
利「帰国して疲れてんのに俺いつまでこんな光景
見なきゃいけないわけ」
『別にいいじゃん、減るもんじゃないし』
「子供にまで怒られて反抗するのやめて」
笑いが溢れる家庭
いつまでもいつまでも、幸せ
End.
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年4月19日 7時
