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Kentaro.
謙「俺さ、多分凪のこと好きなんだと思う
多分じゃなくてマジで」
凪「どっちなのそれ(笑)」
振られたくないのを余所に
多分だのマジだの言葉を上手く使って
曖昧な答え方をする
謙「何だろな、この理由もなく好きになる感情って」
凪「そんなの分かんないよ」
謙「だよな」
凪「うん、でも私もそうなのかな〜」
謙「何が？」
凪「私も、理由もなく謙ちゃんのこと好き、、かも」
凪も凪で俺に似た、っていうかなんていうか
そう言葉で濁す感じ
凪「子供っぽいのに不意に先輩感出すし
大人っぽいの見せてくる感じとかウザいけど
それに惹かれてるのは確実だし」
謙「8割型貶されてるじゃん俺(笑)」
凪「謙ちゃんの隣に違う女の子いたら嫌だし
隣で笑ってないの自分じゃ無かったら嫌だし
多分謙ちゃんの隣で、そばに私がいないのが嫌」
" はぁ〜すっきり！ "
なんてなにがすっきりなのか俺には分からないけど
自分が思っているところを言った後の顔が
何処と無く清々しい顔をしていた
謙「凪」
凪「ん？」
謙「、、好き」
謙「幸せにする」
凪「うん、、」
謙「だから、俺と付き合って欲しい」
急に空気をガラッと変えた俺は
一か八かで告白をした
告る前からお互いがお互い気持ちを言ってる時点で
両想いだ、なんて思っちゃうけど
ちゃんと言わないと伝わらないじゃん
凪「私のこと泣かせたら許さないからね？」
謙「そんなの簡単じゃん(笑)」
凪「どうだか(笑)」
宜しくお願いします
その言葉は言われなかった
でも凪が返してくれた言葉の中には
しっかり俺に対する答えが入っていた
この日から初めて大切な人ができて
初めて幸せにしてやろう、守ってやろう
そんな気持ちが芽生えた日だった
.
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年4月19日 7時
