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Nagi.
お風呂から出てリビングに戻ろうとしたら
謙ちゃんが高校時代のことを話していて
聞きたいけど聞けない本音
寝室へ行き、私も昔のことを蘇らせた
「はぁ、やっぱり怖かった」
凪「美勇人先輩人気だもんね」
「あのルックスだったら人気だって」
凪「3年女子の目つきは酷かったけどね」
Aが毎朝一緒に来ている先輩、森田美勇人
入学当初からAは美人で有名
呼び出しなんて当たり前、タメからも先輩からも
でもそんな彼女が毎朝、学校で1番モテる先輩と
毎朝一緒に来ているところを知った人達は
猛アタックして告白して、それの繰り返し
Aは一切振り向かないのに
「安井先輩って人、分かった？」
凪「分からない」
「だよね〜、気になる」
凪「あ、でも私別れ際小さい人と目合った」
「1番小さかった？その人」
凪「多分」
「あー！その人！その人だよ！安井先輩！」
凪「へ？」
Aが興奮気味で話すのも無理ない
美勇人先輩と友達のことを話した時、安井先輩を
" 1番小さい奴 " とAに吹き込んだらしく
「やっと会えたよ〜、安井先輩！」
凪「それは良かった(笑)」
「なんか包容力ありそう」
凪「どんな視点よ(笑)」
「見た目(笑)」
まあ、彼女の言うように
ちょっと不機嫌そうだったけど、包容力ありそう
凪「安井先輩、か」
「あれ？凪気になった？？」
凪「何でそうなるの(笑)」
「え〜絶対お似合い」
凪「勝手に話を進めるな」
自分があんなにぞっこんするなんて思わなかった
今はほったらかしだけど(笑)
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年4月19日 7時
