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案外あっさりと終わってしまった卒業式
去年は、次は自分たちがあそこにいるのか って
ずーっと考えてたし
一昨年は、美勇人の晴れ姿を見るのに精一杯だったし
凪「本当に終わっちゃったね。
3年間あっという間だったのになんかこの時間
あっけなく終わっちゃったわ(笑)」
「私も今思ってた(笑)
凪、ありがとね3年間」
凪「こちらこそありがとう！
あの時Aに話しかけてなかったら3年間私本当に
ぼっちだったと思う」
「お互い様じゃん(笑)」
凪「そうだね(笑)」
さっきまで泣いていた凪もようやくいつもの笑顔が戻り
普段通り会話をしながら 校庭にいる親たちの元へ向かう
？「凪！A！」
凪「あ！謙ちゃん！」
昇降口を出てすぐ近くに私の親と凪の親、それから安井先輩が
いるところへ向かう
謙「2人とも、卒業おめでとう！」
凪「ありがとう！」
「ありがとうございます
あの、一つだけ言わせてください」
謙「ん？」
「声デカすぎて周りの目やばいです(笑)」
謙「やべっ(笑)」
自分がJr.ってことを忘れて
プライベートの安井謙太郎 が出過ぎて
周りの目はもうこっちに集中
当の本人は舌を出して頭掻いてるし
凪「あ！そうだ、忘れてた
ママ写真撮って！」
謙「そうだそうだ、美勇人に送らなきゃな！」
そう言って凪が凪ママにスマホを渡す
安井先輩を挟んで3人でピース
反対側に美勇人がいたらな、って
私、どんだけ会いたいんだろう
謙「A、2人で撮るぞ！」
「あっ、はい！」
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年1月21日 1時
