素直な彼氏とツンデレ彼女 (ページ7)

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連絡を取らなくなって
かれこれ1週間が経った

意外と過ごせてるのが
正直怖いところではある

「せーんぱいっ」

「お、美香ちゃん。どした？」

可愛らしい1つ下の後輩美香ちゃん

美「先輩最近笑うこと減りました？」

「へ？(笑)」

美「なんか人生つまんなそうだな～って」

" なんかありました？ "

って、後輩に心配されて
何してんだろう私

「まあ彼氏と色々あってね」

美「喧嘩？」

「喧嘩？すれ違い？マンネリ？倦怠期？」

美「どれですか(笑)」

「そういうのなったことないから分からないんだよね」

美「6年も付き合ってそれが1回もないとか凄いですよ(笑)」

「だよねー、ハハ」

そうだよ、だって全部
蓮が口にしてくれたから

私の気持ち汲み取ってくれたから
いざこざなんて起こらなかったんだもん

美「仲直りしないんですか？」

「するもしないも当分会えそうにないじゃん？」

美「まあこのご時世ですもんね」

「そうそう。彼も仕事忙しそうだし。
これを機に少し彼から離れてみるのもありなのかなって」

" 甘え過ぎてたみたいだし、私 "

そう言いながら " Ren " と登録された
トーク画面を開くも、連絡無し

美「距離置いてみたらどうですか？」

「距離、置く？」

美「まあ今そういう感じかもしれないですけど(笑)
少し彼氏さんと離れてみて、その存在のありがたみに
改めて気付かされると思うんですよきっと」

「ありがたみ、ね」

美「それで早く仲直りして下さいよね？
彼氏さんからの連絡でニヤニヤしちゃう先輩のこと見るの
私大好きなんで(笑)」

先戻りますね！と
笑いながら休憩室を出た美香ちゃん

後輩にもバレていたなんて恥ずかしい

「これで、いい」

何事も試すべきだから

A突然だけど、距離置こう。お互いのために

このトークに既読が付いたのは
翌日の15:00くらいだった

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