素直な彼氏とツンデレ彼女

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Ren.




『しょっぴー』

翔「ん、」

『ちょっと話があって、』

翔「今行く」


しょっぴーと言い合ったあの日から
謝るタイミングを失っていた

けど、いつまでもこの関係ではいられない

それに、彼女がこないだ助けてくれたお礼にって
お高いお菓子を俺に渡してきた

それを渡す口実できっと、
俺にも謝る場面を与えてくれたんだろうと思う


翔「何？」

『まず、これ』

翔「何これ」

『Aから。お世話になりましたって』

翔「あぁ。元気になった？」

『お陰様で』

翔「てか会ったんだ」


一切こっちを見ないで
ただ紙袋に入っているお菓子を見ながら

俺にそう言ってきた


『しょっぴー、あの時はごめんなさい。
俺、しょっぴーに酷いこと言った』

翔「あーあれね。ちょっと傷ついたけど
そこまで気にしてねえからいいよ(笑)
てか、俺も結構言いすぎたところあったし」


" まさか俺が原因で喧嘩になると思わなかったけど "


と、こっちを向いて笑ってくれた




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