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「、、何これ」
慎太郎が朝練のため、1人登校になった
昨日のこともあったから良かったなんて思っていたのも束の間
教室に入ったら黒板に昨日、鉄パイプとの一部分を
誰かに盗撮されて、黒板に張り紙をされていた
" 京本A、永瀬廉 実は付き合ってた説 "
なんて、嘘ばっかりをでかでかと書かれていて
こんなくだらないことしている奴は誰だよ、って
教卓の前で騒ついている女子達をかき分けて、
1人で張り紙を剥がして消していく
「京本さんってなんだかんだで好きだったんだね」
「でも森本くんと仲良かったじゃん」
「まさかの演技?美人だからってそれはないでしょ(笑)」
聞こえないとでも思ってるの?
ってくらい真後ろで楽しそうに話す女子達
何も知らないくせに偉そうな口叩いて
こういう時莉奈がいたら手伝ってくれたのに
今に限ってこーちに呼ばれてるとかタイミング悪すぎ
「あーもう、マジでダルすぎ」
1人でブツブツ言いながら消していれば視界に入る1人の男
「、、慎太郎」
『話は後で聞くから、早く消そう』
「あっ、うん、、」
体操着を来て少し汗だくな彼が
大急ぎで黒板を消してくれている
昨日、目の前で見ていたのに
どうしてこんなことが出来るのだろう
北「誰だよこんな紙印刷した奴」
ジ「A小さすぎて上消えてないし(笑)」
樹「ほら皆んな〜、何も出来ないなら退いて〜
マジウザいくらい邪魔だからさ〜」
「北斗、ジェス、樹、、」
くだらないことなのになんで手伝ってくれるの?
慎太郎は、どういう思いでそこにいるの?
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作者名:MIZUHO | 作成日時:2019年4月26日 19時