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Hokuto.

" ちょっと君と話がしたい "

彼女の実の父親にそう言われ、

俺の親と彼女の居るところから席を外す

そう、今日は両家の顔合わせだった

龍「呼び出してしまって申し訳ない」

『いや、大丈夫です。
僕も一度話してみたかったので』

龍「それはよかった(笑)」

海の近くにある綺麗なレストラン

軽くオーシャンビューよりの柵へ寄り掛かる

龍「Aとの出会いがまさか生徒と教師だとはな(笑)」

" あの子も大したもんだ "

なんて笑って言う表情は晴れ晴れとしていて

『反対しないんですか？そんな出会いで』

龍「反対？そんなことする必要ないだろ～。
だってAが選んだ運命の人だからな」

『運命の人、、』

龍「俺はこれまで酷いことを沢山して来た。
だからこそ、あの子には幸せになってもらいたい。
きっとこれは亡くなった実の母親も同じ願いだと思う」

『必ず幸せにします』

龍「幸せにしないと怒るからな？」

『怒らせないように頑張ります(笑)」

もっと怒られると思っていた

教師が生徒に手を出すなんて、って

でも、娘の幸せならいい、とそう言ってくれた

だから俺が、この手で必ず幸せにするんだ

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