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「本当にA？」

「本当にAだよ。ごめんね、連絡遅くなって」

" ううん、大丈夫 "

そう優しく受話器越しで話してくれる彼、ひーくん

照「どうしたの？」

「あのね、帰ることになった」

照「え？こっちに？」

「そう、明後日」

照「、、えっ、マジ？」

「マジ(笑)」

照「どのくらい？」

「ずっと、ずっとだよ」

吃驚しすぎて声が出てないひーくん

そりゃそうだよね、突然連絡して来たと思ったら

帰るなんて報告、驚くに決まってる

照「仕事は？」

「日本でやれるようにしてもらったんだ」

照「そっか。俺、仕事空けとくわ(笑)
優奈と翔太も休みにさせとく」

「えっ？職場一緒なの？」

照「そう。二人共専門卒業してから此処で働いてる。
俺の秘書ってやつ？(笑)」

「そうなんだ、全然知らなかった」

照「俺も早く言えばよかったね」

「ううん、大丈夫だよ」

そっか、三人は今も変わらず、ずっと一緒にいたんだ

いいな、と思いつつ無言になる

照「ちゃんとAの分、空いてるから。
いつでも帰ってこれるように、って。
だから心配しないで？」

「うん、ありがとう」

これまでひーくんの優しさに沢山甘えて

それでもって沢山助けてもらった

今もまた、大人になったのにまた、助けてもらって

「いい夢見れそうだ」

その日の夜、アメリカに来て初めて

一番幸せな夢を見た

四人で楽しそうに、幸せそうに笑う物語

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