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Yuta.

海「Aちゃん、またテレビ出てる～」

紫「洋服のブランド出すんやね！
しかも今日やん！帰り見に行こうよ！」

全員大学の入学式も無事に終え、

授業が本格的に始まった4月下旬

あ、俺はなにをしてるかって？

皆んなと同じ大学に進学したんだ、結局

最近テレビを付けても、SNSを開いても

彼女のニュースで持ちきりって言っても過言じゃないくらい

あちこちで取り上げられている

岸「そういや神、Aちゃんと連絡取ってんの？」

神「3月末に桜の木の写真送ってあげた」

廉「それから連絡きてへんの？」

神「桜綺麗だね！以降未読」

玄「忙しいんだろうね、きっと」

食堂で昼飯を頬張りながらも、Aの話になると

手を止めて食いついてくる彼ら

神「そりゃ大変だろ」

紫「そう思うと俺らって平凡な学生やな」

海「まあこれもこれで楽しいけどね！」

同い年だっていうのに働いて

やりたいこととか無かったのかな、なんて

でも頑張ってるならいいや、なんて

廉「よっしゃ、次の授業行くで～」

岸「やっべ！俺ノート忘れた！」

玄「ルーズリーフ1枚100円であげるけどどうする？」

岸「それなら寝るわ」

神「や、起きてて？」

彼女も一緒に俺らと笑ってこうやって過ごせたらいいのに

なんて

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