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Hikaru.

ジ「文化祭の二日目の始まりだぁ～！！！！！！」

外でジェシーの叫び声が響く

誰よりも張り切っていたくせに全然準備を手伝わない担任は

翔「彼奴当日だけ張り切るやつ」

優「なんかヘマ起こせばいいのに」

「まあまあ(笑)」

まあこう言われる始末

照「A」

「ん？」

照「今日ふっか来る？」

「来るって！涼太くんも！」

照「宮舘？」

「そう！楽しみだな～」

二日目は一般公開ってこともあり、昨日より人が多い

最後の文化祭ってこともあるけど、毎年Aの兄も

友達の宮舘と一緒に来る

彼女は何よりも嬉しいらしく、可愛くしなきゃ、なんて

誰よりも楽しそうだ

翔太と俺がソーセージを焼いて

付近で彼女と優奈、それからジェシー

女子達が人を集める

翔「ジェシー男のくせにやらねえとかありえねえ」

照「それが許されるのがジェシー」

" うぜー(笑) "

なんて笑いながら作業している俺らもこれが終われば

もう後にも先にも文化祭などやってこない

だから隣で翔太とこうして楽しんでいるのも今日が最後

照「文化祭終わりかー」

翔「珍し、そんなこと言うなんて」

照「なんだかんだお前と毎年文化祭一緒にいたよな」

翔「それな(笑)」

照「まあ楽しかったからいいけど」

過去に浸っているのも束の間

気づいたら売り場には長蛇の列が出来ていて

「ひーくん！お兄ちゃん！」

辰「よ！照！」

照「お！ふっか！宮舘も！！」

翔「お！Aの兄ちゃん！」

辰「お、翔太か！変わらねえなお前(笑)」

翔「うっせ！」

彼女が身を乗り出すように二人を連れて来て

楽しそうに会話をしていた

「しょっぴーお兄ちゃんと涼太くんのやつサービスで！」

翔「Aの奢り！ごっつあんです！」

「まじ恨むよ」

去年も一昨年もこの二人の会話を何度見ていたことだろう

決して色褪せない文化祭の記憶は

俺の中で一生忘れない思い出の一つだ

照「Aこれ取っといたから後で食べよ」

「あ！マスタード大盛りのやつだ～
ひーくん分かってる～(笑)」

照「後でな、後で(笑)」

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