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Hokuto.

「あれ、Aちゃんは？」

『寝てんじゃね、部屋で』

樹が突然酒を呑むのをやめて俺にそう言ってきた

多分俺たちのペースについていくのが大変で

疲れてベッドにでも居るんだろう

ジ「A何処でも寝るからな！」

『彼奴の睡眠は捗れねえ』

そのまま皆んな、話が途切れる前のテンションに戻り

ドンチャン騒ぎの繰り返し

慎「北斗トイレ～」

『廊下出て右、玄関の直ぐ横』

慎「うぃ～」

慎太郎にトイレの場所を伝えて俺はそのまま水を取りに

キッチンへと足を運んだ

にしてもこんなに煩いのに彼女が部屋から

出てこないなんて珍しい

慎「なあ北斗」

『ん？』

慎「Aちゃんて、いつも玄関に靴置いてる？」

『コンビニ用のビーサンなら置いてある』

慎「来る時も置いて会ったよね？ピンクの」

『あったけどそれが？』

慎「や、無いんだよ」

『、、は？』

慎太郎に言われて一瞬時が止まった

でも彼女のことだからお腹が空いてコンビニに行って

アイスでも何でも買いに行ったんだと思う

と、思いたいところだけど

今日俺が帰る前にコンビニで買ってそれをさっき渡したはず

『うわっ、居ねえ』

慌てて寝室へ行っても姿はなかった

髙「北斗どうした？」

『居ねえ、Aが居ねえ』

ジ「寝てたんじゃないの？」

『部屋に居ないし靴も無い』

連絡しても繋がらない

俺、責任取れねえよ今

立場上、何も動けねえよ

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