境界線Ⅱ (ページ3)

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「え、そうなの？」

「そうなっちゃったんだ～」

放課後、あまりにも授業に出なさ過ぎて

とうとうジェシーに捕まって

放課後、誰も居ない教室って面談というなのお茶会

「パパがね、卒業するまでは好きにしていいよ
って言ってくれたから」

ジ「進路は？」

「そんなのもうどうでもいい
だって、親に進路決められちゃってるじゃん(笑)」

ジ「まあな～、、」

「初めて産まれて来なきゃよかったって思ったの」

ジ「何で？」

「だって、好きな人と結婚出来ると思ったのに
パパの願望で、ひーくんと結婚なんて」

ジ「そういうことか」

「それに、これは内緒だけどね
ひーくんに申し訳ないと思っちゃうんだ
結婚して幸せになれても、頭の片隅には
絶対ほっくんがいて、一生好きって感情が
ひーくんに芽生えない気がして」

ジェシーにこんなこと話すつもりじゃなかった

だけど、理解してくれると思ったから

ジ「Aも、ちゃんと恋してたんだね」

「えっ？(笑)」

ジ「そんなに悩んでるなんて知らなかった」

頭に大きなジェシーの手が乗っかって一言、

ジ「ごめんね、何もしてあげられなくて」

言われるなんて思わなかった、言わせたくなかった

「どうしてジェシーが謝るの？」

ジ「んー、何でだろうな」

「意味分かんない、、」

ジ「俺も、分かんない(笑)」

「何それ(笑)」

自販機で買ったであろう水を一気に飲んで

効果音が付きそうな笑顔でジェシーは言った

ジ「自分の思ったことはちゃんと言う！分かった？」

「んー、ちょっとだけ？」

ジ「はぁー？！」

「嘘！分かったから！」

立ち上がって電気を消しに言ったジェシーを目で追う

ごめんね、まだそんなこと出来ない

ジ「A帰るよ」

「ん、今行く～」

私の欲望のままに動いたら

皆んなの人生180度、ひっくり返ってしまいそう

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