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Hokuto.
何度も来たことがある彼女の家の前
来る度思う
『やっぱでけぇわ』
車を止めようとスピードを落とそうとした時
彼女とお父さんが揉めている姿を見つけた
何で揉めてるか知らないけど
この時間に呼び出した俺が悪いのは確か
『、、やべえな』
門を押し合ってお互いが怒鳴っている姿を
車の中からこっそりと見ることしか出来ない俺
不甲斐ない、情けない
『、、っ』
一か八かで車から降りようとした瞬間だった
パ「そこなら何で早く言わないんだ」
「すいません、夜だったから(笑)」
パ「迷惑かけるなよ、照に」
「、、」
照「A、行こう」
騒ぎを聞きつけて隣の家から出て来た岩本
そのまま彼女のキャリーケースと腕を取って
岩本の家へと向かっていった
『いいとこ取りかよ』
結局何も出来なかった俺は
その場でエンジンを切り、ただただ彼女からの連絡を
じっと待つだけだった
.
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年5月12日 22時
