ヒトリゴト。【コードブルー】 (ページ4)

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神埼side

午前中の仕事が終わり、腕を伸ばしながら食堂に行く。

―――広紀いるかな……。

そんな事しか考えられない頭をブンブンっと振って、前を向いた。

「…あ」

少し前に居たのはこちらに向かって歩いてくる広紀。

でも、一人じゃなかった。

若い女の患者さんと話しながらゆっくり歩いている。

時折、二人とも笑顔を見せていた。

広紀はそんなことはなかったけど、女の人の方はうっすらと頬を染めている。

そのままばれないように二人の横を通り過ぎる。

―――良かった…気付かれなかった…。

いや、正直言えば気付いてほしかった、なんて。

バカか!!!この自意識過剰女め!!!

気付いてほしいなんて勘違いしてんじゃねえ!!!

心の中で自分を罵倒しながら考え直す。

―――そりゃ、広紀だって医者だから患者さんと話すなんてこと毎日あるし…。

患者が女の人だってことも何度だってある。

大丈夫、私と広紀は付き合ってて、

あの人と広紀はただの患者と医者。

でも、振り払おうとした考えは、頭の中にこびり付いて離れない。

あの女の人の表情、

広紀を医者としてではなくて、「異性」として見つめている表情だった気がする。

まあ、ね。

分かるよ、広紀は優しいし、顔だって悪くはない。

…いや、私の勘違いだ。

考えすぎ考えすぎ。

それでも少し気になって後ろを振り返った。

広紀が冗談を言ったのか、女の人は笑いながら広紀の肩に触れた。

――――ズキッ…

…気のせいだよ、うん。

私の思い込みなんだ。

そう思いながら足早に食堂に向かった。

***

えー…

どーも!!!作者です!!!

絶賛高校入試期間真っ最中でございます!!!

いや、そんなことはいいですね、ハイ((

ほんっっっっとに更新してませんでしたね!!

すみません!!!

てゆーことで、まだ終わってませんから!!!安心して((

勉強せずに更新頑張りますので!!←

それでは亀更新になると思いますが、

乞うご期待!!

しめじ。