私は生贄。�供�gr】 ページ40
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「＿＿＿やあ、諸君。」
思っていたよりも幾分か低い声だった。
まわりの女たちも肩を震わし、命乞いをしている。
「おや?なぜそんなに怖がるんだ。」
すると、つかつかと歩み寄ってきた。
近くで見ると迫力がある…
「…そこのお前、なぜ怖がる。」
「だっ、だって、私、こんな奴らのところに行くなんてっ、聞いてないわっ!!」
あ、奴らって言ったな。
多分一番に殺されるだろう、と呑気に考えながら耳を傾ける。
「…まだ言ってへんのか。呆れたなぁ…」
「せやな、トン氏。あぁ、もうええわ。やれ。」
その一言で12人の男たちはいっせいに動き出した。
いや、先ほどから話していた男だけは動かずその光景を見ていた。
そこからは阿鼻叫喚。
首を掻っ切られているものもいれば、四肢をもぎ取られているものまで。
私はというと、隅で空気と化していた。
見ているうちに気づいたことがある。
リボンの色だ。
私は黒。
例えば、水色のリボンをつけていたあの子。
そう、最初に「奴ら」と発言してしまったものは空色の瞳を持つ獣人に八つ裂きにされていた。
ならば私は…きっとk「おい、あと一人おらへん。」
「はぁ、?誰や、ほっとるんは…」
「あぁ、俺だ。気配が………、ない?」
息を殺し、ただ見つからないようにと念ずる。
そうっと目を開くと、目の前に黄緑色の瞳があった。
「……あ、目ぇあったな。」
『………、ぁ』
彼は、狼のように長い尻尾を揺らし目を細めてにたりと笑った。
その瞬間、私の視点は反転した。
『……っはぁ??』
「グルッペーン、見つけたでー。」
「おぉ、そこにいたのか。」
くつくつと愉快そうに笑う彼を見て、思わず殴りそうになった。
きっと睨むと、先ほどの案内人、ニット帽が立ち上がった。
「シャオロン、座れ。」
「っけど!!」
「座れと言っているだろう。」
その一言で、男は不機嫌に座った。
恐ろしい。なんてことだ。
「さて、お前は何を知っている?」
まるで、私が書物を読んでいたことを知っているかのような口ぶりで気味が悪いと思った。
『…村の書物庫で、たまたま発見しました。』
「ほう…あれほど説明してやったのになぁ。」
「潰す?潰す?!」
「落ち着けって、もう…」
背筋が凍りそうなほど彼らの目は怒りに燃えていた。
＊＋＊＋＊
続く (更新停止中)
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ゆう(プロフ) - 桜の穂さん» こちらこそです！ (2022年3月18日 22時) (
レス) @page26 id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - ゆうさん» 若干ストーリーっぽくなりますが、書かせていただきます!大分リクエストからそれてしまうかもですが…リクありがとうございます! (2022年3月9日 21時) (レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 桜の穂さん» ありがとうございます！では、『外資系の前で病み系の歌を歌ってみた。』とか、大丈夫そうですか？ (2022年3月9日 16時) (レス) id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - ゆうさん» もちろん大丈夫です!! (2022年3月8日 21時) (レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初コメ失礼します。今でも、リクエストって大丈夫ですか•́ω•̀)? (2022年3月5日 11時) (レス) id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜の穂 | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2021年11月3日 21時
