●だーれだ?【sha】 ページ30
ちょっと、ぐろい表現入ります。
⋆
私には彼氏がいる。
シャオロン。運動もできて、かっこよくて、優しくて…
何よりも笑顔が好きだ。
私の名前を呼んでくれる時の笑顔。
私がシャオロンを独り占めしているみたいですごく好き。
『しゃーおろんっ!だーれだ!』ﾊﾟｯ
「?!ﾌﾌｯ…そんなかわいいとしてくれるんはAだけやろ?」ﾊﾞｯ
そういうと私の拘束をいとも簡単にほどき、私を抱きしめてくれる。
私のことを照れさせる天才だと思う。
『もぉー、なんでいつも気づくのー?』ﾂﾝﾂﾝ
「んー?それはなー…
＿＿＿Aが好きやから。＿＿＿
その匂いも、仕草も、言葉遣いも。」
＿＿＿ｷｭﾝｯ＿＿＿
そんな言葉に胸が高鳴ったのは言うまでもない。
*** 数日後 ***
8:10
いつもの待ち合わせ場所の公園に、彼は現れなかった。
彼は何があってもここで待ってくれていたから、先に行ったなんてことはない。
『遅いなー。LINEしてみようか。』
A：まだー?
数分おきに送ってみるも、音沙汰なし。
熱でも出たのかと思い、学校へ行くことにした。
*** 次の日 ***
いつもの場所に彼は来ていて、いつものように笑っていた。
ただ、制服が泥だらけだった。
彼はそのことについて一切触れなかった。
『おはよー。』
「おはー。」
彼の挨拶を聞いたクラスメイトは一瞬ざわめいた。
なんでだろう。いつもと変わんないじゃん。
教室に入ってきた先生までもが目を見開いた。
失礼だね。
ｷﾞｭｯ
突然視界が暗くなった。
それと同時に耳もとで降りかかる大好きな声。
「だーれだ?」
『んふふっ。シャオロンでしょ?』ｸﾙﾘ
後ろを向くと、血だらけの彼がいた。
『ひｯ…しゃ、お、ろん?』
「う"ぁ"…た"すけ、て”…」
『ﾋｭｯ……ぅあ…ぇ』
「A、スキや。」
彼は何とか言葉を紡いでいる。
はっとなり、彼の手を握り彼の一言一句に聞き耳を立てる。
「お、れ…しんで、もた。…Aと、は、よぅ会いたく、て。」
『うん…うん。』ﾎﾟﾛｯ
私の頬に涙が伝う。
「どうし、ても、最後に、す、きて、いい、た、くて。」
『ぅん…ｸﾞｽｯ…う”ん。』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
「あり、がとぉ、な。A。おれ、なん、かと、付き合、ってぇく、れて…」ﾊﾗﾊﾗ
『や、いか、ないでぇ…』
彼は光の粒子になって消えていった。
きっと今も彼は私を見守ってくれている。
この空のどこかで。
＊＋＊＋＊
ラッキーメンバー
猫が大好きな彼ですよ。
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ゆう(プロフ) - 桜の穂さん» こちらこそです！ (2022年3月18日 22時) (
レス) @page26 id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - ゆうさん» 若干ストーリーっぽくなりますが、書かせていただきます!大分リクエストからそれてしまうかもですが…リクありがとうございます! (2022年3月9日 21時) (レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 桜の穂さん» ありがとうございます！では、『外資系の前で病み系の歌を歌ってみた。』とか、大丈夫そうですか？ (2022年3月9日 16時) (レス) id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - ゆうさん» もちろん大丈夫です!! (2022年3月8日 21時) (レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初コメ失礼します。今でも、リクエストって大丈夫ですか•́ω•̀)? (2022年3月5日 11時) (レス) id: 173836657c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜の穂 | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2021年11月3日 21時
