リボーン～真実の大空～ (ページ10)

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第6話あぁ､やっと分かったページ10

骸｢…貴方の言う通りです｡僕は分からないんです｡ただ……貴方は何もしていない｡そう思ったんです｣

綱｢(本質を見抜く慧眼…か)そっか｣

骸｢……先日､アルコバレーノが来ました｣

綱｢へぇ……なんて言ってた？｣

骸｢こいつが新しい10代目だ､と｣

綱｢へぇ…骸は全部聞いたんだろ？｣

骸｢聞きましたよ｡…暴力､暴漢､おまけに殺人未遂までしたそうですね｣

綱｢そうみたいだね｣

骸｢……正直に言ってください｡貴方はやってない｡そうですよね？｣

骸の問いに綱吉はニッコリ笑い言った｡

綱｢否定したら骸は俺を信じてくれるの？｣

骸｢……信じるかも知れませんね｣

綱｢分かった､言うよ｡俺はやってない｣

やはり､やってなかったのか｡

事実､あの女の言う事には矛盾があった｡

『ツナ君はいずれ骸も殺さなきゃなって言ってたんだよ』

そんなの自分の命を狙った相手なのだからマフィア界では当然の事だろう｡

だが､それをしないのが沢田綱吉だ｡

敵も味方も関係無しに関わってくる｡

甘い､とでも言うのだろうか｡

だが､いざとなると､とても頼もしい｡

全てを包み込むような大空｡

……あぁ､やっと分かった｡

自分はこの大空に惹かれたんだ｡

この､温かくとても頼もしい

この大空に