愛屋及烏 【呪術廻戦】

15話 : お風呂 ページ15

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一方、風呂に入ると言った家入はというと…






｢よし、お風呂のセットかんりょー

じゃあ、洗うためにまず服脱ごっか｣






と湯煎を貼るのと並行して、身体を洗うという算段を立てていた。


Aは言われるがまま、されるがままに服を脱がされ、肌着姿に。



と、そこで…、






｢あ、目隠しどーしよ｣






家入が呟く。



夜蛾には外すなと言われていた目隠しだが、

このまま風呂に入ってしまう訳にもいかない。



少し考えるが……、






｢まぁ、お風呂のときはいいか…｣






とつぶやきながら、目隠しを外す。



Aは外されても、急に入ってくる光が嫌なのか、目を開けない。

家入はその様子を特に気にせず、まだ残っている肌着も脱がす。







｢えっ……｣






思わず声を漏らす。



家入の顔から血の気が引いていく。






｢A、これどーしたっ…！？｣






本人に問いかける。



目を開けたAに、問いかける。



閉じられていた瞳は、家入を映している。






｢……A、それって………｣






Aは首を傾げる。



その様子は本当に…、

–––––––––何も知らない無垢な少女










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｢なぁ、あいつら遅くね？｣


｢女子はお風呂が長いらしいからね

仕方がないんじゃないかな？｣


｢にしてもだろ…

……あー、俺先入ればよかったｱﾞｱﾞ｣






ソファでだらけきる五条。

五条とは反対に、真面目に本を読んでいる夏油。



2人はあのまま作業を進め、10分程度で片付けを終えた。

そのまま2人が風呂から上がるを待っているのだが、






｢だって、30分は経ってるんだぜ？｣

｢まぁ、少し長すぎるとは私も思うが…｣

｢俺より身長も小さいのにどこ洗うんだよ｣






と文句を言っていると、背後から……






｢チビで悪かったわね｣






と家入の声が。

五条は、急いで後ろを振り返り、笑いながら、






｢いや、まぁ、そー怒んなよ！事実だし｣

｢……悟｣






と夏油はまた2人の喧嘩が始まると構えるが
、
いつまで経っても家入の返事がない。



いつもならば、五条に平手打ちのひとつでもくらわせている所だろうに……






｢哨子？｣






と五条も不思議に思ったのか、声をかける。

家入の表情は凄く動揺しているように見えた。










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