愛屋及烏 【呪術廻戦】

14話 : 片付け ページ14

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あの後、くだらない話をしながらカレーを食べ進め、

最初は、お肉がない と文句を言っていた家入もきちんと完食し、楽しい時間となった。






｢あー、腹いっぱい｣

｢五条、おかわりもしてたもんね｣






と食事後の雑談を楽しみながら、食器類を片付ける。






｢皿洗いは五条の担当でいいよね？｣


｢仕事量が可笑しいんだけど！？

俺、きちんとカレー作ったじゃん！｣


｢カレーを作ったメインは夏油じゃん

五条何もしてないし……｣






と家入の言葉に五条は口を閉じる。



夏油はというと、その様子を食後のお茶と共に楽しんでいる。






｢私はその間、Aとお風呂に入ってくるから、後よろしくね〜｣






と家入はAを連れて、脱衣場へ向かう。






｢くっそ、哨子め

今夜ボンビー押し付けてやる｣


｢と言って、いつも負けるのは悟だけどね

私も手伝うから早く終わらせよう｣


｢はぁ…、｣






と溜息をつきながらも渋々立ち上がり、食器類を纏めてシンクの中へ入れる。






｢洗うのは私がしよう

悟に任せると食器が全てごみ袋の中へ片付けることになりかねない



悟は私が洗った食器を拭いてくれ｣


｢お前、一言余計なんだよ｣

｢私は事実を言っただけだよ｣






と煽られながらもきちんと作業する五条。



いつもなら、絶対いやだ とかなんとか言って何もしないが、

家入とのいざこざを避けるためか、それとも早くゲームをしたいがためか…

……もしくは…、






｢……何がきっかけて人が変わるか分からないな｣

｢んあ？なんか言ったか？｣

｢いや、何も｣






と夏油は友人の成長に微笑みを隠さない。

五条は訳が分からないといった顔をするが、

特に口を開くことなく皿を片付けていった。










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