【呪術廻戦】一般人だった私、呪術高専に入ります。2【七海建人】 (ページ6)

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秘密の友達ページ6

璃人くんに高専まで送って貰いながら、私達は色んな話を交わした。

「え、璃人くん私と同い歳なんだ」

璃人「うん、周りからは大人びてるってよく言われるけどちゃんとした16歳」

でも分かる気がするな。

璃人くん、凄く大人っぽいし……私と比べようが無い。

「同い歳なのに、こうも違うとは」

璃人「あはは、でもAちゃんは今のままでも可愛いよ。
ドジっ子の所もw」

「ちょっとだけバカにしてるよねwww」

璃人「してないよ」

そう微笑む璃人くんはまるでお兄ちゃんのようだ。

実際私にはお兄ちゃんは居ないけど、そう感じてしまう。

･

話に夢中になり、何時しか高専付近まで到着した。

「もう着いちゃった」

璃人「話に夢中になるとあっという間だからね。
じゃあ俺はこれで」

手を振り、璃人くんは再び歩き出した。

また璃人くんに会いたい、色んな話をしたい。

「璃人くん！」

私は大きな声で璃人くんを呼び止めた。

急に大きな声で呼んだから、璃人くんはビックリしていた。

「私、また璃人くんとお話したい。
だから、私とお友達になって下さい！」

璃人「……うん、いいよ」

璃人くんはゆっくりこちらに戻って来て、ポケットからスマホを取り出した。

璃人「連絡先でも交換しようか」

「！うん」

私もスマホを取り出し彼と連絡先を交換した。

璃人「俺とAちゃん、2人だけの秘密な」

「うん！秘密にする。じゃあね！」

私は彼に手を振り階段を上り高専の中に戻ってった。

･

璃人side

高専の前を後にし、人気の無い路地に移動した俺は夏油さんに連絡をした。

璃人「卯月Aと接近しました」

夏油［そうか、それは良かった。
怪しまれずにすんだかい？］

璃人「……別に」

夏油［呪詛師である事は‍？］

璃人「言ってないです」

夏油［なら良いよ。璃人、私は君を信用してるからね］

……ﾋﾟｯ

夏油さんとの連絡を取り終えた後、連絡先に新たに加わった彼女の名前を見る。

璃人「俺はこれから君を利用し怖い思いをさせると思う……
俺が夏油さんから離れ自由になる為に」

スマホをしまうと同時に、懐から不気味な面を取り出しソレを付け俺は夏油さん達“呪詛師”がいる隠家に戻った。

夏油さんには言わないでおこう。

彼女と連絡先を交換し、友達になった事は。