久しぶりの任務へ ページ31
季節は春、
日は暖かいけど風がまだ冷たい、そして……
「まだまだ炬燵には活躍して貰わないとね〜」
虎杖「そだな〜」
釘崎「出たくないわね」
伏黒「グダリすぎだろ」
談話室にある大きな炬燵に私達は寝転びながら話しをする。
恵くんだけは寝転ばずに、座って蜜柑を食べてるけどね。
こんな気持ちいい時に任務とか行くの最悪だよね。
そう思った時だ、談話室のドアを勢い良く開いた。
五条「学生が炬燵の中でゴロゴロするとは、外で動くのが普通でしょ!」
虎杖「五条先生寒い」
釘崎「ドア閉めなさいよ、暖かい空気が逃げる」
伏黒「任務ですか?」
五条「A、任務に行ってもらうよ〜」
……え、ご指名された。
「炬燵と一体化して動けません」
五条「ほら、出てくるんだよ!」
五条先生は私が寝転ぶ所にまで来て私の腕を引っ張り強制的に炬燵から出させられた。
虎杖「A、いってら〜」
釘崎「頑張って来てね」
白状者!
・
五条先生と少し肌寒い廊下を歩いてると、腕組みをしている七海さんがいた。
七海「やっと来ましたか?」
五条「炬燵と一体化しててね〜」
七海「炬燵と?」
「先生!!それ言わなくても良いじゃないでしょ!」
七海さんにそれを聞かれると凄い恥ずかしいんですけど!
しかも七海さん、すんごい呆れてるんですけど!
七海「はぁ……卯月さん、炬燵で寛ぐのもいいですが任務も忘れずに」
「あ、はい。すみませんでした」
深く七海さんに頭を下げると、別にそこまでしなくてもいいです…っと溜息混じりで言われた。
七海「では卯月さん、そろそろ行きましょう。
定時で終わらせますよ」
「了解です!五条先生行ってきます!」
五条「行ってらっしゃい」
先生は手を振りながら私達を見送ってくれた。
高専の校門を出て、補助監督の人が運転する車の中に入り目的地に移動した。
そう言えば七海さんとの任務、すごい久しぶりの気がするな。
迷惑かけないように頑張ろ!
七海「卯月さん、先に言っておきますが無茶はしない様に」
「分かってます!気張っていきます」
七海「……そこそこで済むならそこそこで」
「あ、はい」
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作者名:渚 | 作成日時:2021年1月31日 17時