前日の夜、運命の朝 ページ26
死 刑執行の前日の夜、
私はベットに寝転びながら今までの出来事を思い出す。
なんか、お札がめっちゃ貼ってある部屋で五条先生と出会った事。
初めて悠仁くん達と会った事。
実習で呪霊を討伐した事(桜がその時はしたけど)。
真希先輩達と出会った事。
七海さんと出会った事。
任務で初めて刀を抜いた事。
璃人と友達になった事。
悠仁くん達と初めて普通の学生がしそうな事をやった事。
「短い期間で色々会ったな」
なんと言うか、濃厚過ぎたと言うか?
でも、明日からみんなと過ごせないのか。
それに桜を解呪出来ずに死 ぬのか……
「はぁ……ごめんね、桜」
私は腕で顔を覆いそのまま眠ってしまった。
・
翌朝、制服を着ている時だ。
コンコン
ドアを叩く音がして私はドアを開ける。
そこには黒に包まれた人……っぽい者が立っていた。
“腕を出しなさい”
あ、声は上層部の人だ。
私は指示された通り腕を出すと、目の前のソレは手錠を作り私に付けた。
“行くぞ”
私は何も言わずに頷き、ソレの後を追い歩こうとした時だ。
虎杖「……A?」
「っ!!…おはよう、悠仁くん」
私はいつも通り悠仁くんに挨拶をしたけど、この状況を見てる悠仁くんの顔は怒ってた。
虎杖「なんだよ?なんで手錠付けてんだ?」
“卯月A、行くぞ”
「……ごめんね悠仁くん、私……今から死 刑執行される事になって」
虎杖「は?……何でだよ!Aが何をしたんだよ!」
”虎杖悠仁、お前には関係ない。貴様も何れこうなる“
「じゃあね?」
それだけを言い残し、私は黒い者と一緒に廊下を歩き出した。
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作者名:渚 | 作成日時:2021年1月31日 17時