告白 ページ17
さらに時が経過したある日、璃人からメールが来た。
[最近会えてないし、会いに行ってもいいかな?]
こんな時間に高専に?
[見つかったら怒られるんじゃない?]
そう送った数分後、返事が返ってきた。
[俺なら大丈夫。部屋の場所教えてくれたらいいから]
あぁ、部屋に入れば大丈夫か?
取り敢えずある程度の場所を璃人に教え、彼が来るのを待った。
てか、一般人の璃人が高専に入る事は可能なの?
・
数十分後、窓からコンコンと叩く音が聞こえた。
カーテンを開けると、璃人が立っていた。
璃人「ごめんね、こんな時間に」
「うんん、大丈夫。……それより誰にも見つからずに来れたんだ」
璃人「まぁな。……てかA、少し痩せた?ちゃんと飯食べてる?」
靴を持ち窓から部屋に入った璃人は、私の事を心配する。
あの日以来会ってないのに、私が痩せた事がわかるんだ。
「……うん、一応食べてるよ」
璃人「……なんか抱え込んでる?俺で良ければ聞くよ」
璃人……
私は璃人の優しさに甘えてしまい、私が数日後死 刑執行される事を話した。
璃人「は?なにそれ?」
「上層部のお爺さん達が決めたの、この事知ってるの璃人と五条先生だけなの」
璃人「折角仲良しに慣れたのに……」
「私も、でも死 ぬ前に璃人と会えて良かった」
私はにっこり彼にそう言うと、小さい声で彼が何かを言った。
璃人「俺が殺 してやるよ」
「?璃人?」
璃人「いや、なんでもない。そろそろ戻るわ」
そう言うと、窓からから身を乗り出し部屋から出た。
璃人「また会おっか」
「うん」
それだけ言うと彼は暗闇の中に消えてった。
次会えるかわかんないけど約束を交わしてしまったな。
それより、最後璃人は何を言ったんだろ?
・
璃人side
Aが高専の上層部に殺 される事を知った。
彼女は何もしてねぇじゃん。
話によると、怨霊の桜をこれ以上出さない為の行為らしい。
それなら、俺が呪霊を使って上層部を殺 してやるよ。
そうしたら、Aは死 なずにすむ。
罪を犯しても、アイツが生きれるのならなんでもしてやる。
まぁ、呪詛師の時点で罪を犯してるか。
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作者名:渚 | 作成日時:2021年1月31日 17時