突然の報告 ページ15
五条先生と高専に戻ってきた時だ。
補助「卯月さん、上層部の方がお呼びです」
「上層部?」
五条「上の老人達からの説教?それなら僕が聞くのに……
僕が連れてくから、君は戻って」
補助監督の人に指示をした後、行くのめんどくさい…っと言いながら私を上層部まで連れて行く。
「上の人を怒らせました?桜を出したから」
五条「Aは気にしなくて大丈夫」
気にするなと言われると、余計気にするんだけどな。
・
歩くに連れて景色が変化する。
高専にもこんな不気味な場所があったんだ。
なんか、お化け屋敷に来てる気分だ。
五条「着いた」
ここが、上層部の人がいる場所か。
五条先生がゆっくり引き戸を開けて先に入る。
私もその後を追い部屋の中に入る。
部屋の中も不気味だな。
そう思った時だった。
グザッ
五条「っ!?」
「えっ!?何この変な……てか、何ですかコレ!!」
どう例えたら良いのか分からない。
ただ言えることは、私は急に拘束された事。
五条「どういう事です?上層部のお偉いさん方」
怒りながら先生がそう言うと、部屋に灯りがつく。
部屋には1枚分の障子が幾つか間を開け置いてあり、障子の奥に人がいるのが分かる。
顔を隠すための障子?
“卯月A、特級過呪怨霊の卯月桜を出しよって!”
“街1つ消すつもりか!”
「桜はそんな事しません!それに、少しずつ扱いに慣れて来てます!」
五条「そうそう、コントロールは出来てますよ?アンタらがそんな事言える権利無いでしょ?」
“言い訳は聞かぬ!よって卯月A”
怒鳴るように私の名前を言った後、拘束してた光の何かは私の首に巻かれた。
“2週間後、貴様を楽にしてやろう”
ソレって…
“編入する前、貴様が望んだ事を行う。意義は認めん”
五条「おい爺共、僕が交わした条件を変更か?僕は絶対認めない!」
“貴様の意見も聞かぬ、五条悟”
“2週間、残りの時間を楽しむんだな”
・
・
・
・
・
記録、
2月14日、
森林公園にて卯月桜2度目の顕現、
これ以上特級過呪怨霊卯月桜を出さない為、
2月28日時間未定、卯月Aの
──────────死 刑が決定した。
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作者名:渚 | 作成日時:2021年1月31日 17時