計画 ページ11
部屋に戻った私は、璃人くんにメールを送ることにした。
「なんて送ろう……バレンタインのお菓子あげるから当日会えない?…かな?」
でもそれはどうかな?
スマホを見ながら、打った文章を読む。
「……消してコッチにしよ」
打った文章を消し、14日の日に会えますか?…と打ち直し璃人くんに送った。
返事は数分で来た。
《うん、いいよ》
「良かった!」
断られるかと思った!
私は安心しそのままベットに寝転んだ。
(……14日、楽しみだな)
・
璃人side
璃人「夏油さん、今なんと?」
夏油「何って、2月14日に卯月Aを襲い特級過呪怨霊である卯月桜を取り出す」
その日は彼女と会う予定だ。
そんな日に俺らが会うのは不味い。
夏油「何か用事でもあるのかい?」
璃人「……何も」
夏油「それならいいよ。
14日の正午に彼女を襲う」
璃人「……わかりました」
夏油さんからの話を聞き終えた俺は部屋に戻りスマホをいじった。
朝の10時に会える?……そう送ると“了解です”と返事が返って来る。
よりにもよって何故夏油さんは14日を選んだのかは分からない。
けど、今はごめんAちゃん。
俺の為にも……なるんだ。
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作者名:渚 | 作成日時:2021年1月31日 17時