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7話 ページ8

五条が来てAは言われた通りダッシュで仕事に戻って行った。


真「悟って本当くそだな。」


五「え、何で?」


その場にいた全員が五条に冷たい視線を向ける。


パ「俺にもAが具合悪いことくらい分かったぞ。人の心はないのか?」


五「姫乃宮そんなに体調悪そうだった?ニコニコしてたじゃん僕の顔見て。」


家「前から分かってはいたけど、あんたって本当に人間の血流れてんの?」


狗「すじこ。」


家「あれじゃまたいつ倒れるか分かんないよ。」


五「皆僕に酷くない?」


真「病人働かせるほうが酷いと思うぞ。」


パ「あーあ、Aが過労死したら俺…」


五「わーかった分かった!止めればいいんでしょ。」


真「悟はAの事嫌いなのか?」


五「はぁー?好きとか嫌いとか、ガキかよ。」


狗「おかか。」


五「え?なんで僕がガキなの?」


真「いーから、早くAさん止めて来いよ。そんで送ってけよ。」


パ「たまにはAに優しくしてやれよ?」


家入と生徒達に医務室から追い出される五条。


ぼやきながらも素直に職員室へと向かう。


扉を開ければ机に突っ伏しているAの姿。


五「姫乃宮?しっかりしろ」


肩を揺さぶると、ゆっくり頭を上げた。


『ご、五条君!ごめんなさい、仕事はちゃんとやっておくから、戻って大丈夫だよ。』


慌てて資料へ目を戻す彼女をジッと見つめる五条。


もちろん目隠しなのでその視線が彼女をとらえているのかは分からないが。


五「そんなに具合悪いなら無理する事ないでしょ。帰って休みなよ。」


五条が言えば明らかに様子がおかしくなった。


『平気だよ、大丈夫。出来るから。』


五「何をそんなに必死になってんの?」


『必死にならなきゃっここに私はっ』


五「何?必要ないって?」


グッと拳を握りしめた彼女。


五「誰もそんな事言ってないじゃん。皆、姫乃宮には感謝してるって。」


『本当ですか…?』


五「何で僕がお前を慰めるような嘘つかなきゃいけないの?」


『確かに。』


五「それで納得されるのもなんか…」


普段自分がどれだけ彼女に冷たく当たっているのかを思い知らされた五条。


五「伊地知呼んだから早く帰り支度しなよ。」


『大丈夫だよ、1人で帰れる。』


五「途中でぶっ倒れたら僕が怒られんの。」


それからしばらくして到着した伊地知と共に五条はAを家まで送り届けた。

8話 side 五条→←6話 side you



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タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» ファニーさん!嬉しいですー!こちらこそ本当にありがとうございます!申し訳ないなんて言わないでください(;_:)コメント頂けると本当に励みになります(*'▽')!執筆頑張りますのでよろしくお願いします<(_ _)> (2021年3月2日 21時) (レス) id: d74646fb38 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - また書き込んで申し訳ないですが……毎回毎回読む度に心鷲掴みされて仕方がないくらいハマっています(笑)本当にありがとうございます(。´Д⊂)笑 (2021年3月2日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» 初めまして(^^)コメントありがとうございます!とても嬉しいです!今後もファニーさんに楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いしますm(__)m (2021年1月24日 11時) (レス) id: b435baf74f (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 初めまして(^^)今までにない設定もので面白いです!果たしてどうなるのか!?展開が楽しみです♪素晴らしい作品ありがとうございます! (2021年1月24日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タン塩 | 作成日時:2021年1月21日 1時

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