16話 ページ17
本日も事務作業に追われるA。
『やってもやっても終わらない…』
絶望感に打ちひしがれる中、ドアがノックされる。
真「Aさんいるー?」
入ってきたのは二年の禪院。
『いるよ。どうしたー?』
真「そろそろ交流戦あんだろ?」
『はっ嘉信学長来るんだった!準備しなきゃ!』
真「Aさん?」
『あ、ゴメン真希。それでなんだっけ?』
真「人数たんねーから1年にも出てもらうんだけどよ。」
『そうか。確かにね。』
真「Aさん、久しぶりに稽古つけてくんねーかなって。」
『いいよ!今日?』
真「うん。」
『分かった。じゃあこれ終わらせたら行くね。』
真「頼んだー。」
禪院が出て行くのを見送ると気合を入れてPCに向かうAであった。
昼食を食べ一休みしてから再び稽古を始める禪院達。
釘「終わったら絶対ジャージ買いに行く。」
真「なんなら今から行くか?」
パ「でもA来るんだろ?」
狗「しゃけ。」
恵「姫乃宮先生来るんですか。」
真「来るぞー。野薔薇はAさん来てから行った方がいいな。」
そんな話を5人でしていれば、Aがルンルンした足取りで登場した。
『おっまたせー!』
釘「Aさん嬉しそうですね。」
『事務作業から解き放たれた!』
狗「高菜!」
『棘ありがとー!』
真「今日こそ負かす!」
『やだ。真希怖いっ!』
釘「じゃあ私最初にいい?」
パ「そうだな。サクッとやってジャージ買いに行って来い。」
『よーし、おいで。』
禪院からの「始め!」の声の後、すでに芝生の上に倒れ込む釘崎の姿があった。
釘「何が、起こったの…?」
倒れ込む釘崎を覗き込むA。
『えへ。』
釘「はぁーーーー!?!?」
倒れている釘崎の手を引き起こす。
伏「またスピード上がってません?」
パ「何がアラサーだよな。」
狗「しゃけ。」
真「くっそ。勝てる気しねぇ。」
伏「これじゃ稽古にならなくないですか?」
『君達弱々だねー。』
パ「なんかムカッとくるな。」
真「ああいうところ悟に似てるよな。」
狗「高菜。」
『ふんっ普段私の事いじめてる仕返し!』
パ「アラサー大人気ない。」
狗「しゃけ!」
『えぇーいうるさい!次、かかっておいで。』
伏「久しぶりに体動かしてウキウキしてません?」
真「恵、今日は覚悟しとけよ。」
禪院の言う通り、絶好調のAに全員ぼこぼこにされたのであった。
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タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» ファニーさん!嬉しいですー!こちらこそ本当にありがとうございます!申し訳ないなんて言わないでください(;_:)コメント頂けると本当に励みになります(*'▽')!執筆頑張りますのでよろしくお願いします<(_ _)> (2021年3月2日 21時) (レス) id: d74646fb38 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - また書き込んで申し訳ないですが……毎回毎回読む度に心鷲掴みされて仕方がないくらいハマっています(笑)本当にありがとうございます(。´Д⊂)笑 (2021年3月2日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» 初めまして(^^)コメントありがとうございます!とても嬉しいです!今後もファニーさんに楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いしますm(__)m (2021年1月24日 11時) (レス) id: b435baf74f (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 初めまして(^^)今までにない設定もので面白いです!果たしてどうなるのか!?展開が楽しみです♪素晴らしい作品ありがとうございます! (2021年1月24日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タン塩 | 作成日時:2021年1月21日 1時