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傑くんにはいいことを教えてもらった。…たしか一年生が体術でもなにかしらやってるだろうから差し入れでも持ってって吹き込んでやろう。
ふっふっふっ…任務帰りにたらふくお菓子やらなんやら買っといて良かった〜なんて思いながら校庭の様子を確認すると熱心に体術を練習?してる二人がいた。
しかもこれまたお上手なこった。大体毎日練習してるんだろう、偉いなあ…
『おーい!』
七海「あ、Aさん。」
灰原「Aさんだー!!こんにちは!」
雄くんたちは私の元へ駆け寄ってくるなり挨拶をかわす。
七海くん普段はしっかり者でツンデレ(思い込み)!たまにデレを出すとこが可愛くて仕方ない、雄くんは子犬のように懐いて来て構ってあげるととても喜んでくれてもっと構ってあげたくなってしまう。
そんな可愛い癒しの後輩をもった私は本当にラッキーだと思う。
『こんにちは!七海くん、雄くん!熱心に練習してるとこ邪魔しちゃってごめんね』
七海「いえ、全然大丈夫ですよ」
『そっかそっか〜!……可愛い先輩のお話聞いてくれる?』
七海「自分で可愛いって言っちゃうんですね。…面白い話なら聞きます」
灰原「ぜひぜひ聞かせてください!!」
目を輝かせて期待する姿はなんだか昔の思い出と連想してしまって目を伏せる。
『さっき傑くんににね_』
良いこと教えてもらったんだけど
その言葉を口にしようとするも、誰かの手により塞がれてしまった
ふわりと後ろから香る匂いは、服がびしょ濡れになった時頭にかけられた制服と同じ匂いがした
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1 - (12月17日 17時) (レス) @page2 id: 053afa639a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぅ | 作成日時:2023年12月15日 3時