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部屋に入ると塞がれていた手を離され、そのことに安堵して、ベットの上に座る五条くんにちらりと視線を向けると丁度視線があった。
暗くてもわかる澄んだ空のような綺麗な目、彼は普段サングラスを付けて過ごしているが
寝る時はちゃんと外して寝ているんだろう。
五条「オイ、さっさとここ座れ」
『あ、はいっ…』
座る様言われた場所はベットに座る五条くんの目の前の床。
言われた通りそこに座り五条くんの方をまたちらりと見ると怖い顔で私を見下ろしていた。
人生で初めて背中に悪寒がはしった。
五条「夕方、来いって言ったよな。俺お前の事ずっと待ってたんだけど?」
『えっ、と…うん、ごめん……』
五条「お前本当に反省してる?」
とてつもない圧をかけられて冷や汗がぶわあっと吹き出る
なんで私が謝らないといけないんだよと言いたい気持ちをぐっと堪える。
というか多分ここでちゃんと謝らないと何しでかすかわからない。
なんせ相手はあの御三家に入る五条家のお坊ちゃまなのだからきっとできないことはない。
なんとか体を動かそうとするがなぜか動けなくて、私はただただ五条くんの顔を見上げて口をパクパクさせながら恐怖で震えることしかできなかった。
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1 - (12月17日 17時) (レス) @page2 id: 053afa639a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぅ | 作成日時:2023年12月15日 3時