従ってほしいなら従えよ【五条悟】 (ページ6)

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『五条くーん…オキテェ……!私だよ…!』

声のボリュームを最大限に落としながら、部屋をノックする。
あいにく私は勝手に部屋に入って起こす勇気などないから高速ノックをしている。

はたから見たらただの不審者だろう。
だが今はそんなことどうだっていい、受け取る物奪いに来ただけだし

見られてなけりゃいい

しばらく扉をノックしても五条くんが出てくる気配なし。
熟睡してるのかな…なんて思いながら五条くんの部屋の扉に顔を近付けて耳を立てる。

五条「お前…なにしてんの…？」

『ちょっと黙って！今、熟睡してる五条くんの部屋の音頑張って聞いてるんだから！……って、ん？？う、うわッッ……！！？』

五条「…しっ！うるせーと誰か起きてくるだろ…アホ」

ふいに後ろから聞こえた声の主に静かにするよう言うがよくよく声を聴けば

部屋の中で熟睡してると思っていた五条くんの声だった。あまりの驚きに叫ぼうとすると口を手で塞がれてしまい大声で叫ぶ前に阻止されてしまった。

そしてそのまま五条くんと一緒に部屋の中に押し込まれてしまった。