[FAIRY TAIL] 妖精の尻尾の獣奏者 7

☆Doubt and confusion �� ☆ 貴方side ページ49

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「それにしても………なんで王女は死んだことを黙っているように頼んだのかしら………


いつまでも誤魔化しておけるものでもないでしょ？」






「現に、ライラは王女のことを何としても見つけようとしている


その事に、王女が気づかなかったとは思えない……」








ならなぜ？




なぜ彼女は隠すことを望んだ？




いずれはバレる嘘を……一時(いっとき)しか保たない嘘を………









「もたせる必要は……なかった……？」







ハッとして呟いた言葉は静かな部屋に響いた




たった一時でも保たせられれば良かった………




そう………あたしが潜入できる時間さえ確保できれば




………それだけで良かった………









「ねぇ……兄様………


もしかして………王女は死ぬ前に……何か変なことを言わなかった………？」





突然、震える声でそう尋ねたあたしに、兄様は一瞬驚いたような表情を見せた






エドアレン「変なこと……？」





「そう………例えば………



まるであたしがこの世界に来ることを暗示するかのようなーーー



そんなことを…………」






頬に触れる部屋の空気が、やけに冷たく感じる



ひんやりとしたその感覚は、あたしの背筋を震わせた







もし………もし…………


王女があたしの予想したようなことを言っていたなら………









ドクッ……ドクッ……




心臓が煩く鳴る





エドアレン「………あった………


……確かに言っていたよ………


"……きっと………彼女は来てくれる………大丈夫です……"


って……言って笑っていた……」



兄様のその言葉に、あたしが抱いた想像は徐々に形を成していく


同時に、あたしが聞いた話から思い描いていた少女は、一変した




「あはは……全ては"偶然"ではなく、"必然"だった」




苦笑が溢れる





王女(ルナ)………貴方はあたしが思い描いていた様な子じゃなかった








エドアレン「ルナ………妹は……まさか………」





「ええ、わかっていたのよ……彼女には……


アニマが展開して、あたしがここへ来ることが……」









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お久しぶりです((*´∀｀*))



更新、STARTです！！





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