☆Out of order ☆ 貴方side ページ44
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グイッ………首のみを掴まれ、そのまま宙に持ち上げられる
「………ぅ………っ………
……しら………ない…………」
エドライラ「………ほう………」
ギリ……ッ
「………っ、あ………」
履いていたヒールの高い靴が、苦しさでバタつかせていた足から脱げ、地面に転がる
それでも言ってはいけない。エドラスのあたしが隠すことを望んだのなら………
あたしの口からは言えない
エドライラ「もう一度だけ聞く
王女はどこにいる?」
それでも硬く口を噤んで答えないあたしに、ライラはチッと舌打ちをした
エドライラ「強情な娘だ
わざわざ兵まで下がらせたのは、お前の返答次第では、逃してやろうと思った故なのにな………
俺の気はそう長くはない」
エドライラ「俺の役に立たぬならーーー死ね」
ギリっとさらに首が締まり、もうダメだと悟る
だが、その瞬間ーーー
?「その手を離せ
さもないと、お前の心臓に風穴が開くぞ?」
その声にライラは顔だけを扉に向ける
あたしの目にも、扉の前にいる彼の姿は写った
エドアレン「早くしろ。俺の気もそう長くはない」
そう言った兄様は、アマ・デトワールの銃口をライラに向けている
あたしに話しかけてくれた時よりも低いその声に、
それがあたしに向けられたモノでないと分かっていても、粟立った
エドライラ「チッ………」
ドサッ!
舌打ちと共に、首から手が離され、あたしの体は床に乱雑に落とされた
「がは………ごほ……っ………!!」
首に手を添えながら何度も咳き込む
体を床に打ち付けた痛みよりも、やっと喉に流れ込んできた酸素に対する安堵を、強く感じていた
エドアレン「ルナ!!大丈夫か!?」
兄様はあたしの元へ駆け寄り、背中をさすってくれた
まだ息をするのにやっとのあたしは、コクコクと頷くことしか出来ない
エドライラ「やはり王子と手を組んでいたか………
どういうつもりだ?偽の王女を城に入れるとは」
エドアレン「お前に話す義理はない」
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ルル(プロフ) - 闇姫さん» はい!頑張ります(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年10月4日 10時) (レス) id: 20012244a3 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - ルルさん» これからも頑張ってくださいね!! (2015年10月3日 16時) (レス) id: 4e41a31494 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 闇姫さん» ありがとうございます!!!すっごく嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年10月3日 16時) (レス) id: 20012244a3 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - ルルさん!殿堂入りおめでとうございます(*´˘`*) (2015年10月1日 19時) (レス) id: 4e41a31494 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 紺藍堕天使ラミアさん» コメント、ありがとうございます!!一生懸命頑張って、土曜日にまた戻って来ますね(*^◯^*) 土曜日の更新をぜひ、お楽しみにヽ(^ω^)ノ (2015年9月30日 17時) (レス) id: 20012244a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月25日 19時