[FAIRY TAIL] 妖精の尻尾の獣奏者 7

☆甘い時間を �� ☆ グレイside ページ5

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顔を赤くして俺を押し返そうとするルナを逃がさないように腰に手を置いて、キスを深くしていく






「……んっ………ふぁ……」






漏れるルナの甘い声。俺を見つめる潤んだ瞳が色っぽくてそそる





……やべぇ……とまんねぇ……






平常心なんてモノも理性も、いつの間にか崩れていた



長くて甘いキスの後、ルナの首筋に顔を埋め、そこを甘噛みする





「……あ………っ……」






首筋を甘噛みしたり、キスを落としたりする度、ルナはビクッと体を震わせる









グ「ルナ」




「ぐれ………い……」






すっかり息の上がったルナは頬を火照らせて、よく見ると泣きそうな顔をしている







「あたし………普通の女の子じゃないよ……？」






突然の言葉に顔を上げ、ルナと視線を通わせる

眉を下げて今にも泣き出しそうになっているあいつは、言葉を続けた







「この前話したけど……人体実験……の被験者なの……


小さい頃に体に薬を入れられてる


普通の女の子じゃない………」






「それでも……それでも………



グレイはあたしでいい？あたしで後悔しない？」









グ「……バカ……後悔なんてするかよ」






目に浮かんだ涙をそっと拭って、頬を撫でる






グ「俺はルナが好きなんだ



他の誰でもねぇ。お前がいい」









何年経っても、お前のことは忘れなかった



どんな女と出会っても、お前以上には考えられなかった



たとえ何があっても………


俺にとっていつでも最高な女はお前だ









「抱いて………欲しい……



あたしはグレイがいいの」







そう言って、恥ずかしそうに……でも嬉しそうに目を細めて微笑む





ずっと好きだった女に、抱いて欲しいと……俺がいいと言われたのだ



嬉しくないわけがない









ベッドにルナを押し倒すと、銀髪がシーツに広がり、


それは月明かりに照らされて輝いた







「グレイ……」



グ「ルナ………」






月明かりの中、名前を呼び合って


俺達は互いを強く求め合うように、また深く唇を合わせた







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