[FAIRY TAIL] 妖精の尻尾の獣奏者 7

☆その世界が呼んでいる �� ☆ ルーシィside ページ18

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ル「雨……止まないなぁー」







ギルドの窓から外を見て、あたしはそう言った



空には、何だが不気味な色をした分厚い雲




そんな天気のせいで、憂鬱なあたしの耳に怒鳴り声が聞こえた








「だから、そんなつもりじゃないの！！！」






そんな声に振り向くと、


ルナが椅子から立ち上がって、キッと目を吊り上げている姿が目に写った




その視線の先には、椅子に座ったグレイが







グ「じゃぁ、どういうつもりだよ」



「だから、あたしは……！！」






いかにも険悪な雰囲気を漂わせている二人









ル「け、ケンカ！？ルナとグレイが！！」



カナ「久しぶりに見たな、あの二人のケンカ

前にも何回かケンカしていたことはあったんだよ」



ル「へぇ、あの二人でもケンカするんだ………」



カナ「まぁ、二人とも割合、物事をハッキリと言う性格だしな


ルナは以外と頑固だし」









グ「お前の気持ちが変わんねぇ限り、仕事行かねぇからな」




「な……っ！！なんでそうなるのよ！！」









ル「でも、何が原因でケンカになっちゃったの？」




レビィ「それがさ、昨日二人で討伐の仕事に行って


ルナが無茶をしちゃったんだって




多分、ルナは早く強くなりたくて、焦ってたのかな」







レビィちゃんの言うとおり、ルナの頬や手足には包帯が巻かれていたりと、手当の痕がある







レビィ「それで、グレイがルナのことを叱ったりして………ケンカになっちゃったみたい」



ル「なるほど………」







グレイはルナが無茶して、心配になっちゃって………




ルナはアレンを助けたいから、早く強くなりたくて………




きっと、お互いの思いの食い違いがあったのね









グ「少しは俺の言う事も聞けよ！」



「だって、戦わなくちゃ強くなれない！」



グ「だから、お前は焦りすぎだって言ってんだろ！？」





ガッとルナが持っていた白夜銀花を、グレイが掴む







グ「しばらく、刀は預かる」



「イヤ！絶対、渡さない！」






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