☆氷下に踊る �� ☆ ページ48
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「
途端、呼びかけに答えるように刀に黒い霧が憑依する。ゆらゆらと揺れる霧は、焔の様で、それでいて形がない
ダンッ、と踏み込む音が聞こえれば、彼女は僅かな足場から高く跳躍をしていた
そして、シルバーの真上を取ると、霧を纏った刀を向けて斬りかかる
シルバー「無駄だ」
彼が横に手を払うと、冷気がルナを襲い、落ちてくる彼女諸共、空気が凍っていく
「はああああっ！！！！」
ぐっと奥歯を噛み締めたルナは、そう声を上げながら空中で刀を振り下ろした
すると、霧が周囲に分散し、凍り始めていた空気を砕く
シルバー「なっ……！！」
驚きを隠せないシルバーの瞳に映るのは、飛び散る氷の破片を背に、こちらに迫り来る少女の姿
その獲物を狙う獣の様な鋭い瞳に、シルバーは目を見張った
ジャキイイイッ！！！
反応に遅れたシルバーの身体を、左肩から斜めに下に向かって漆穢が斬り裂く
痛みに顔を歪めるシルバーだったが、ほんの目の前に着地したルナを、空かさず蹴り飛ばした
勢い良く氷の
シルバー「痛えなァ……おい…….」
傷口を手で押さえながらルナの方を向いた彼は、すぐさま盾にする為の氷を作り上げた
なぜなら、振り向いた先には既に駆け出したルナがすぐ近くに迫っていたからだ
ガッ……キイイイイッッ！！！
氷が完全に作りあがるよりも、ルナの振り下ろす刀の方が速かった
シルバー「 ( 速い……！！) 」
漆穢は未形成の氷を砕く。その勢いにシルバーは後ずさりをした
そんなシルバーをルナの突きが襲い、彼の頬を鋭い刃が斬りつける
シルバー「似てると言う割には…容赦ねぇな……」
空かさず氷を作り、次の攻撃を未然に防いだシルバーは、そう言って頬から流れる血を拭った
対して、後ろに飛んでシルバーとの距離を取ったルナは、真剣な表情を崩さずに刀を正中に構える
顔に着いた傷や、足や手を伝う血をものともせず、ただこちらを睨む少女にシルバーは笑みを浮かべた
シルバー「……なるほど……」
奴らが惚れたのは、こういう所か
どんなに傷つこうとも、どんなに血に塗れようとも、凛とし続ける彼女に惹かれたのか
まるで獣の様なのに、戦っている彼女からは誰もが目を離せないのだろう
シルバー「だよなァ……
グレイ……嬢ちゃんーーー」
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はっち(プロフ) - うわぁぁぁ！ゆっと再会したと思ったら！最後の終わりー！！続編楽しみです！！ (2019年4月9日 15時) (
レス) id: 031bd78554 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - yu;na___さん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございます！！この小説を楽しんでいただけたようで、作者としましてもとても嬉しいですヽ(*^^*)ノこれからの展開もぜひお楽しみください(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちょこまみれのましゅまろさん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノそう言っていただけて本当に嬉しいです！これから更に怒涛の展開が待っています！ぜひこれからもご愛読して頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - 1からゆっくり読ませていただきました、これが原作なんじゃないかって錯覚してしまうほど作者様の夢主の入れ込み方が上手で、感動しっぱなしでした…グレイとの結婚式楽しみにしています^^*頑張ってください！ (2019年2月17日 17時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれのましゅまろ - コメント失礼します。1から順番に読んできました。月狼やアレンが死んだと言うかいなくなって、白龍が目の前から一度消えたときもそうですが、感動しっぱなしで涙が止まらなかったです。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 850345dca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2018年3月9日 20時
